爆売れが止まらない!? トヨタ「RAV4」はなぜ人気? 値引きも狙える販売動向を聞いてみた!

2020年6月17日にトヨタは「RAV4」の派生車として「RAV4 PHV」を新たに発売しました。ベースとなるRAV4は、2019年4月10日の発売以降好調な売れ行きを見せていますが、直近の販売台数やPHVに対するユーザーの反応はどうでしょうか。

RAV4 PHVは「予想以上」も課題は残る?

 ガソリンモデルとハイブリッドモデルでは販売も安定しているようですが、新登場のPHVはどうでしょうか。

 前出とは別のトヨタ販売店スタッフは以下のように話します。

「PHVモデルは、RAV4販売のうち10%から20%ほどの割合ですが、ガソリンモデルのエントリーグレードと比べてると200万円ほどの価格が高いことや、充電インフラが十分に整っていないなど、不安要素があった割には、予想以上の反響でした。

 人気の理由は、ガソリンともハイブリッドとも異なる乗り心地や燃費の良さ、環境性能などさまざまですが、走行性能への評価が高い印象です。なかには、スポーツカーから乗り換えをされたお客さまもいらっしゃいました。

 しかし、あまりの売れ行きから生産が追いついていません。納期は来年春以降となるため、最近は商談の段階で他車種に流れてしまうケースが見受けられます」

外部給電可能なトヨタ「RAV4 PHV」
外部給電可能なトヨタ「RAV4 PHV」

 RAV4 PHVのシステム出力は最大306馬力であるうえに0-100km/h加速が6秒となり、同社の「スープラ」並の速さを持っています。

 さらに、モーターだけの航続可能距離は抜群で、前出の販売店スタッフは「カタログでは95kmですが、実際は60kmから70km」と話しており、1日の走行距離の大半を電気だけで走行可能です。

 ガソリンモデルでは考えられなかった「エコ×走り」の実現が、予想以上の販売を記録する大きな要因となっていると考えられます。

 しかし、好調すぎるスタートダッシュにより、品切れ状態のようです。トヨタも公式ホームページ上で、年度内の生産分終了をアナウンスしており、オーダーを一時停止しています。一節には、PHVの肝となるバッテリーの生産が追いついていないともいわれています。

 さらに、2020年夏以降には北米で、2021年に欧州への投入を予定しているほか、スズキへのOEMとして欧州向けモデルの「アクロス」も控えていることから、今後の販売動向から目が離せません。

※ ※ ※

 新たに登場したRAV4 PHVは、高いパワーと燃費性能を両立し、発売から1か月で品切れ状態という大ヒットを記録しました。生産やインフラ整備に課題は残りつつも、市場に与えたインパクトは強烈です。

 また、ガソリンモデルやハイブリッドモデルは、街乗りSUVブームのなかでも、オフロード要素の強い走行性能やデザインといった「SUVらしさ」によって他車との差別化に成功し、登場から1年経った現在も、独自の人気を獲得して好調をキープしているようです。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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