507馬力にパワーアップ! アウディのスポーツSUV「SQ7」「SQ8」にガソリンモデル登場
独アウディAGは2020年7月15日、アウディの大型SUV「Q7」「Q8」をベースにしたスポーツモデル「SQ7」「SQ8」に、新開発の4.0TFSIを搭載したモデルを発表した。
2020年秋に欧州で発売開始されるガソリン版「SQ7」「SQ8」
独アウディAGは2020年7月15日、アウディの大型SUV「Q7」「Q8」をベースにしたスポーツモデル「SQ7」「SQ8」に、新開発の4.0TFSIを搭載したモデルを発表した。
アウディは高性能SUVセグメントにおいて、スポーティなガソリンエンジンを求める世界的なトレンドに対応する。SQ7とSQ8のガソリンモデルは2020年秋より欧州市場で登場する予定だ。
今回搭載される新型4.0TFSIは4リッターV型8気筒(V8)ツインターボエンジンで、507ps・770Nmを発生。トランスミッションは8速ティプトロニック(AT)が組み合わされ、駆動方式はクワトロ(4WD)。これにより、0-100km/h加速はわずか4.1秒、最高速度は250km/h(リミッター)、80-120km/h中間加速は3.8秒というパフォーマンスを誇る。
このV8ツインターボエンジンはシリンダー・オン・デマンド(COD)システムを採用、負荷の少ない走行の際は4つの気筒を休止させ、燃料消費量を低減する。
SQ7およびSQ8はアダプティブエアサスペンション・スポーツと4輪操舵(AWS)が標準装備される。AWSは、低速時には後輪を5度逆方向に操舵させることで、小回り性能を向上させる。また60km/h以上の速度では前輪と後輪は同位相となり、高速走行時の安定性を向上させる。
オプションの「アドバンスドサスペンションパッケージ」には、エレクトロメカニカル・アクティブロールスタビライゼーション(eAWS)が装備される。これは、直進時には電気モーターを介してスタビライザーを作動させるシステムにより、高いレベルの乗り心地を実現、また高速コーナリング時のロールを軽減するものだ。またスポーツディファレンシャルも装備し、俊敏で正確なハンドリングを実現している。
アウディドライブシステムは「コンフォート」「オート」「ダイナミック」「エフィシェンシー」「オールロード」「オフロード」「インディビジュアル」の7つから選択することができる。
SQ7には20インチホイールが標準装備され、オプションで22インチまで用意される。SQ8は21インチホイールが標準で、オプションでは22インチと23インチが用意される。
両車ともにフロントブレーキディスクは直径400mmで、ブラックのブレーキキャリパーには「S」マークが付く。
さらにオプションでカーボンファイバー製セラミックディスクも用意され、その際にはブレーキキャリパーはグレー塗装される。
ドイツ本国での車両価格は、SQ7が9万3287.4ユーロ(日本円で約1140万円)、SQ8が10万1086.72ユーロ(約1240万円)となる。
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従来はSQ7、SQ8ともに435ps・900Nmを発生する4リッターV型8気筒ディーゼルターボのみの展開だった。
またQ8シリーズのみに、さらなるスポーツモデル「RS Q8」が存在している。アウディのSUV、QシリーズのトップモデルとなるRS Q8は、600ps・800Nmを発生する4リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は250km/h(リミッター)というパフォーマンスとなる。ドイツ本国での車両価格は12万7000ユーロ(約1550万円)だ。
なお、SQ7、SQ8、RS Q8ともに日本での発売は未定となっている。
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