日産新型「アリア」先行発表 ライバルはマツダ「MX-30」 電気SUV同士を比較!
ボディサイズや快適機能ではどうちがう?
アリアのボディサイズは全長4595mm×全幅1850mm×全高1655mm、ホイールベースは2775mm。外観デザインは、エンジンルームの冷却が不要な電気自動車の特徴を活かし、フロントグリルにあたる部分は日本の伝統的な組子パターンが立体的にデザインされたシールド(パネル)が組み込まれています。
内装ではダッシュボードに従来のような物理的なスイッチはなく、クルマの電源を入れることでアイコンが浮かびあがります。スイッチは運転中でも操作感が伝わるように振動するハプティクススイッチが採用されました。
電気自動車はもともと騒音が少ないですが、新型アリアでは多くの遮音材を使用することで、高い静粛性を実現。荷室容量は2WD車が466リッター、4WD車が408リッターです。
アリアには、先進的なパーソナルアシスタント技術も導入されました。「ハローニッサン」と呼びかけることでドライバーの操作をサポート。空調やカーナビを音声操作することが可能です。
また、アマゾンの音声サービス「アレクサ」も搭載され、音楽の再生や天気予報の確認、家族や友人との通話などが可能。ふたつの音声サービスが搭載されることで、車内外でユーザーにシームレスな体験を提供します。
さらに、新型アリアはニッサンとしてはじめてリモート・ソフトウェア・アップデートと呼ばれる、無線でクルマのソフトウェアをアップデートする機能が搭載。
また、2019年に「スカイライン」をマイナーチェンジした際に話題となった、道路やドライバーの状況に応じてハンズオフ走行を可能とする「プロパイロット2.0」をはじめとした各種先進運転支援技術も搭載されています。
一方、MX-30のボディフレームは、ボディ本体とは異なるダークまたはシルバーのメタリック塗装が施されているほか、ルーフをブラックとすることで重心の低さを強調しています。
ボディサイズ(欧州仕様)は、全長4395mm×全幅2035mm(ドアミラー含む)×全高1555mm、ホイールベースは2655mm、最低地上高は130mmです。
内装では、スタイリッシュで人間工学的に優れたドライバー中心のレイアウトを採用。前席には、シートバックを折り畳むと同時にシート全体を前方にスライドさせるワンタッチウォークインメカニズムが備わり、リアシートへスムーズな出入りが可能となります。
センターコンソールは、ダッシュボードや周囲の内部コンポーネントから独立しており、前席の乗員に追加の収納スペースを提供。また、コンソールには7インチタッチスクリーンエアコンコントロールパネルが組み込まれました。
マツダのインターフェイスの「マツダコネクトシステム」は、Apple CarPlayおよびAndroid Autoを標準サポートし、USB接続を介してスマートフォンと繋げることが可能です。
安全機能は、マツダの先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を採用。また、万が一の事故時には衝突を感知して自動電源遮断システムを搭載しています。
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両車の販売動向として、アリアはユーザーの実質購入価格を約500万円からと見込んでおり、日本での発売は2021年中頃を予定です。
MX-30は欧州で予約注文が開始され、ドイツでの車両価格は3万3490ユーロ(日本円で約395万円)から。日本での販売は早くても2021年後半から2022年になるのではないかといわれています。
海外のEV市場では、テスラをはじめ、メルセデス・ベンツやアウディ、ジャガー、ミニ、ヒュンダイなどのライバルが存在。現在の日本のEVでは、テスラとリーフが中心ですが、アリアやMX-30、ホンダ「Honda e」が登場することで、一気にEV化が加速するかもしれません。
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