ジムニー激似! フォード新型「ブロンコ」24年ぶりに復活・登場
米フォードモーターは2020年7月13日、1996年に生産を終了していたコンパクトSUV「ブロンコ」の復活を発表した。従来の2ドアモデルのほか、史上はじめて4ドアモデルも用意している。
2ドアモデルに加え史上初めて4ドアモデルも登場
米フォードモーターは2020年7月13日、1996年に生産を終了していたコンパクトSUV「ブロンコ」の復活を発表した。従来の2ドアモデルのほか、史上はじめて4ドアモデルも用意している。
新型ブロンコのキャッチコピーは「Built Wild」で、歴代ブロンコにインスパイアされたボディデザインやエンジニアリング、スマートオフロードテクノロジー、そしてアウトドア愛好家が世界のもっとも遠い場所で冒険をおこなうのに役立つ革新的な機能を提供するという。
「GOAT(Goes Over Any type of Terrain):あらゆる地形を走ることができる」と呼ばれた初代ブロンコと同様に、新型の使命は、いつでもどこでも最大の4×4の能力と信頼を提供することだという。オフロードマッピングとドライブテクノロジーを組み込んで、初心者にもハードコアオフロードエキスパートと同レベルの楽しみを与える。
ドライビングモードは「ノーマル」「エコ」「スポーツ」「スリッパリー」「サンド」、さらにオフロード走行用の「バハ」「マッド/ラッツ」「ロック・クロール」の最大7種類から選択可能だ。
ブロンコの4WDシステムには2種類が用意される。基本システムは「2速電子シフト・オンザフライ・トランスファーケース」を用いたもので、オプションのシステムは「2速エレクトロ・メカニカル・トランスファーケース」を備えることで、「2H」「4H」のギアに自動モードが追加される。
搭載されるエンジンは310ps・400lb-ft(約542Nm)を発生する2.7リッターV型6気筒「エコブースト」と、270ps・310lb-ft(約420Nm)を発生する2.3リッター直列4気筒「エコブースト」の2種類。トランスミッションは7速MT、および10速ATが組み合わされる。駆動方式はもちろん4WDだ。
アメリカンSUVらしく、取外し可能なルーフシステムを採用。2ドアモデルには標準で3セクションルーフシステム(左右のフロントセクションとリアセクション)が用意され、オプションではリアシートとカーゴエリアに取り外し可能なパネルが追加されたモジュラートップが選択できる。これらすべてのルーフパネルは、室内側のラッチを解除することにより、ひとりで取り外しが可能となる。
4ドアモデルには標準で布製ソフトトップを用意し、ハードトップも選択できる。
さらに2ドア・4ドアモデルともに独自のフレームレスドアになっていて、簡単に取り外すことが可能だ。
4ドアのブロンコでは、4つのドアすべてを保護ドアバッグと共に車内に保管でき、専用カウルに取り付けられたミラーは、ドアが取り外されてもサイドビューの視認性を維持する構造になっている。
インテリアは初代ブロンコにインスパイアされたデ専用ザインで、ゲージとコントロールがわかりやすく表示され、直感的に操作可能だ。インテリア素材はオフロードモデルらしく丈夫で頑丈なものを使用している。
多機能カラーLCDインストルメントパネルは、センターコンソールにトランスミッションシフター/セレクターとGOATモードコントローラーを備えている。
また8インチまたは12インチの「SYNC4」を搭載し、オフロードナビゲーションを備えたアプリ「Ford Pass」とも連携する。
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フォード・ブロンコは1966年に初代が登場した歴史あるSUV(4×4)だ。当時はジープ「チェロキー」やシボレー「ブレイザー」とともにこの小型SUVセグメントをリードしていた。
それから代を重ね、1992年に登場した5代目まで続いたが、1996年に生産が終了されている。今回復活登場した新型が6代目モデルとなる。
新型ブロンコは、2021年はじめにミシガン州ウェインのフォード・ミシガン工場で生産が始まり、2021年春にはアメリカのディーラーで購入可能となる。
ベースモデルの2ドアブロンコは2万9995ドル(日本円で約322万円)から。すでに予約が開始されている。
ちなみに日本では2016年にフォードが撤退しているため、正規輸入モデルでは手に入らない。
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