オシャレでスポーティな軽二スクーター、プジョーモトシクル「ジャンゴ150スポーツ」は、付き合ってみたら楽しくてフレンドリー!
クラシカルなスタイルで人気のプジョーモトシクルのスクーター「DJANGO(ジャンゴ)」シリーズ。最近、軽二輪クラスでも注目を集めている排気量150ccモデルをピックアップ! プジョーのレーシングスピリットを受け継いだ「ジャンゴ150スポーツABS」をチェックしてみました。
扱いやすくてパワフル、高速道路も乗れちゃう150ccスクーター!
<
フランスの自動車メーカー「PEUGEOT(プジョー)」の二輪車部門であるプジョーモトシクルがリリースする「DJANGO(ジャンゴ)」シリーズは、1950年代に販売されていた初代スクーター「S55」がモチーフ。現代風にアレンジされたネオレトロスタイルのスクーターで、現在は排気量50ccから150ccをラインナップしています。
<
今回ご紹介するのは、最近注目を集めている軽二輪クラスのスクーター「ジャンゴ150スポーツABS」です。デザインにプジョーのレーシングスピリットを散りばめた、スポーティなスタイリングとなっています。
【画像】プジョーモトシクルの軽二スクーター「ジャンゴ150スポーツABS」詳細を見る(13枚)
日本では道交法で排気量125ccまでは原付二種、250ccまでが軽二輪と区分されているので「150cc」は中途半端な印象がありますが、アジアを中心としたグローバルモデルでは珍しくもないクラスです。魅力的なモデルも多く、最近では日本でも注目を集めているのです。
レトロモダンなスタイルに加えられたレーシーな装い
<
ジャンゴ150スポーツのファーストルックは、レトロな雰囲気と丸っこくて愛らしいフォルムに好印象。レーシングストライプと呼ばれるホワイトのセンターストライプ、サイドのレーシングゼッケンなど、往年のスポーツカーのようなディテールが散りばめられていて心がトキメキます。
<
なにより、ディテールの作り込みがスタイリッシュ! バイザー付きのヘッドライト、サイドのリムなど、ヘアライン仕上げのメタルがあしらわれていてエレガントです。フロントに配置されたクロームのロゴエンブレムも豪華。セパレートタイプのシートにはタックロールやパイピングが施されていて高級感があります。足まわりはブラックアウトされ、グッと引き締まった印象です。
カラーバリエーションはサテンチェリーレッド、ディープオーシャンブルーの2色をラインナップ。今回試乗するのはサテンチェリーレッドで、ほどよく光沢を抑えたサテンのような質感がマッチしていてオシャレ! 楽しくなってくるデザインです。
ほどよくコンパクトで安定感のあるボディサイズに、便利さと快適さをプラス
<
まず、またがってみようとすると「アラ、意外と大きい?」という感覚。前後12インチホイールなので、華奢なスクーターという先入観がありました。しかし、ボディサイズは全長1925mm、全幅710mm、全高1190mmで、スペック上は一般的な原付二種クラスのスクーターと同等。コンパクトでしっかりした安定感もある、ほどよいサイズ感です。
<
実際にまたがってみると、足つきは身長158cmの筆者(守田二草)でつま先が接地してかかとが浮く程度。シート高は770mmと高めです。足を載せるステップフロアも高めなので、ライディングポジションはコンパクトでスポーティ。ステップフロアやシートにゆとりがあるので窮屈さは感じません。
ちなみに車重はジャンゴシリーズの125ccモデルと同じ129kg。じつは大きさも重さも125ccモデルと同じなので扱いやすいです。降りて押しての取り回しも簡単! センタースタンドも1人で無理せずかけることができちゃいます。
ハンドル中央には大型アナログ式スピードメーターとデジタルディスプレイを装備。スピードメーターは外側がキロ(km/h)、内側がマイル(mph)のダブル表示になっています。デジタルディスプレイには時計、外気温計、燃料計と、切り替え式のオド/トリップメーターを採用。通勤や買い物など普段の足としてバイクを使いたい私にとって、運転しながら時刻をチェックできる時計の装備はうれしいポイントです。
そして、収納性と利便性の良さも魅力。シート下にはヘルメットをひとつ入れてもゆとりのある大きめのトランクを装備。また、フロントのネック下に荷掛けフックがあり、バッグや買物袋を下げることができます。
また、足元の右側にはグローブボックスがあり、12Vシガーソケットが設けられています。スマートフォンの充電をすることもできちゃうのです。通勤から買い物、ツーリングまで幅広く活躍しそうです。
コンパクトでボディにパワフルエンジンが街中で高い機動力を発揮!
<
まずはエンジン始動! ハンドルの右手にはセルスターターボタンとハザードランプスイッチが配置。スターターボタンを押すと簡単にエンジンが掛かります。
<
排気量151ccの空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒エンジンを搭載し、最高出力8.5kW(11.6PS)/8000rpm、 最大トルク 11.2N・m(1.1kgf・m)/6,000rpmを発揮。アクセルを開けるとトルクフルに発進します。信号待ちのストップアンドゴーもストレスなく、中低速からの加速もスムーズです。車群のスピードにも自然に合わせられます。
ハンドル左手にはハイ/ロービームの切り替え、ウインカー、ホーンのスイッチを配置。シンプルでわかりやすいレイアウトです。前後に油圧ディスクブレーキを採用し、フロントのみABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を装備。ギクシャク感はなく、しっかり素直に効いで安心感があります。
そして驚いたのが安定感。前後12インチという小径ホイールなのに、スクーターにありがちな不安定感がなく、直進安定性が良いのです。フロントに油圧式テレスコピックサスペンション、リアに5段階調整可能な油圧式ショックアブソーバーを採用。サスペンションがしっかり衝撃を吸収してくれて快適! 安定したハンドリングでコーナリングも素直です。
なによりも、重心バランスがよくて車体との一体感バッチリ。操作するのが楽しいのです。原付二種クラスのコンパクトな車体にパワフルな150ccエンジンが搭載されているので街中での機動力はバツグン! 免許は普通二輪免許以上が必要ですが、高速道路や自動車専用道路も走ることができることろが魅力です。
オシャレでスポーティーなフレンチスタイルのスクーター、付き合ってみたら楽しくてフレンドリー。ライフスタイル次第では良いパートナーになりそうです。価格は42万1300円(消費税込)です。
提供:バイクのニュース
スズキ新型「バーグマン200」登場 高速道路も走行可能なコンパクトスクーター
もしもヤマハ「NMAX155」を買ったら? 便利すぎてオールインワンになるのがコワイ!?
プジョー「ジャンゴ」2020モデル登場 新型グリルの採用でより上品に
250スクーターでライバル車より20万円以上低価格!! 実用性抜群なキムコ「G-Dink250i」に注目
イタルジェット「ドラッグスター」遂に日本上陸! 個性あふれる原二・軽二輪スクーター
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。