急増したハイブリッド車が浸水・冠水で感電の可能性あり? 過去感電事故はゼロ! 水害時の対処方法とは

ホンダは、2019年7月7日に公式SNSで豪雨によるクルマの冠水や浸水に関する注意喚起を発信しています。しかし、その内容は「ハイブリッドカーや電気自動車の場合、感電する可能性があり危険です」というものでしたが、ハイブリッド車や電気自動車を販売するトヨタや日産では過去に感電事故は起きていないといいます。なぜ、ホンダはこのような投稿をおこったのでしょうか。また、水害にあったクルマを発見した場合どのような対応を取れば良いのでしょうか。

ホンダのSNS投稿の意図は?

 もしかしたらホンダ車は過去に感電事故を起こしているのか心配になり、ホンダの広報に問い合わせてみたところ「現時点で確実かどうか確認を取れていませんが当社のハイブリッド車の感電事故は起きていないようです」。

 2020年7月現在、ホンダは国内で販売していない電気自動車の感電まで指摘しているので、何か理由があるのかもしれません。

ホンダは2020年7月時点でハイブリッド車と燃料電池車を国内展開している
ホンダは2020年7月時点でハイブリッド車と燃料電池車を国内展開している

 再度SNSを通じて注意喚起した理由を聞いてみたところ、7月9日の朝時点で「社内調査中です」と説明しています。

 ただ8日の夜に「上記の投稿文及びリンク先ウェブサイトのハイブリッドカーや電気自動車に関する記述内容を現在再確認中です。確認が取れ次第、再度掲載させていただきます」という投稿が追加されました。果たして、今後どうなるのでしょうか。

※ ※ ※

 再確認しておくが、今までハイブリッド車や日本製の電気自動車(海外のメーカーについて確認していない)で感電事故を起こしたケースは1件もありません。

 これは、津波に巻き込まれ原型を留めなくなったハイブリッド車も含みます。冠水して溺れそうな要救助者に遭遇したら、普通のクルマと同じように助けて頂きたいです。

 ただし、一度冠水や浸水したクルマを闇雲にエンジン始動して移動するのはやめてほしいとJAFは警告するので、あくまでも助けるだけに留めておくのがいい。

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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