いまやSUVに隠れる存在!? ステーションワゴンは下火になった? 現存モデルの特徴とは
輸入ステーションワゴンの現状は?
国産メーカーのステーションワゴンは年々減少傾向にありますが、輸入車メーカーにはまだまだラインナップされていることが多いです。
メルセデス・ベンツは、「ステーションワゴン/シューティングブレーク」、BMWは「ツーリング」、アウディは「アバント」、フォルクスワーゲンは「ヴァリアント」などそれぞれの名称で設定しています。
ステーションワゴンモデルについて、メルセデス・ベンツの販売店スタッフは以下のように話しています。
「ステーションワゴンのほうが人気が高い印象です。小さなお子さんがいるとベビーカー、趣味ではゴルフバッグなど、日常的に大きな荷物を収納することがある人はステーションワゴンを選ばれます。一方、セダンは年配層が選ばれることが比較的多いと感じます。
また、単純な販売台数では、ステーションワゴンやセダンよりも、やはりSUVのほうが優勢ではあります。
一方で、駐車場の制約などから全高の高いSUVでは不便だという人も少なくありません。とはいえ、荷物を多く積載したいというニーズは変わらないので、結果としてステーションワゴンが選ばれることになります」

日本で展開される機械式駐車場では、基本的に全高が1550mmという制限があります。ほとんどのSUVは全高1550mm以上であるため、駐車が制限されてしまいますが、ステーションワゴンであればルーフレールなどを装着しない限りはこの高さを超えることはないです。
なお、アウディ「A4」や「A6」でステーションワゴンタイプのアバントが設定されていますが、アウディの販売店スタッフによると、その2タイプでは7対3以上の割合でアバントが人気だといいます。
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かつてほどの盛り上がりは無いものの、ステーションワゴンはSUVの影に隠れながら堅調な販売動向のようです。
そのなかで、前出のプリウスαは、先代プリウスをベースとしていることでモデルが古くなっていることや、後発で登場したカローラツーリングにはハイブリッドモデルもラインナップされており、ステーションワゴンを検討するユーザー層が流れていることなどで、存在が危ぶまれています。
今後、プリウスαがどうなるかは未定ですが、数少ない国産ステーションワゴンが残り続けるのかに注目です。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。






























