もうすぐ新型「Q3」が日本上陸! 2020年後半にやってくるアウディ車を予想してみた
アウディ初のピュアEV「e-tron」も2020年中に日本上陸予定
では、この2モデルはどのような内容なのかを紹介しよう。
まずは、登場間近のコンパクトSUVであるアウディQ3。2017年の「Q2」日本導入までは、アウディSUVラインナップのボトムを担ってきたモデルがこのQ3だ。
2011年に初代モデルがデビューし、翌2012年に日本に上陸。コンパクトでありながらも、アウディらしいシャープで洗練されたデザインをまといながらSUVの実用性を兼ね備えており、日本だけでなく、世界各地で人気モデルとなった。
第2世代となった新型モデルは2018年7月に本国でお披露目され、欧州では同年11月に発売となっている。
新型Q3は先代よりもわずかにボディサイズを拡大。全長は4485mm×全幅1856mm×全高1585mmとなり、ホイールベースも従来モデル比で77mm拡大。その分だけ室内空間が拡大し、居住性が向上している。
また、上級モデルと同様に、フルデジタルのインフォテイメントシステムとコネクテッド機能を搭載。先進運転支援システムも最新機能が用意されている。
パワートレインには、欧州仕様として3種のガソリンエンジンと1種のディーゼルエンジンを用意。すべてが直列4気筒のターボエンジンで、150psから230psの出力を誇る。駆動はFFと4WDのクワトロだ。
ちなみに、欧州では新型Q3デビューから1年後となる2019年7月に、クーペルックの「Q3スポーツバック」も登場している。こちらの日本導入も、やはりQ3の1年後となるのだろう。
もうひとつの日本導入予定モデルが、アウディe-tronだ。
e-tronは、アウディとして最初のピュアEV(電気自動車)として2018年9月にワールドプレミアされた。全長4901mm×全幅1935mm×全高1616mmという堂々たるサイズは「Q5」よりも大きい。ファミリーカーとしてもSUVとしても、十分な実用性を備えている。
パワートレインは、前後輪にそれぞれひとつずつ、合計2つのモーターを採用。電気自動車であっても4WDのクワトロとするのがアウディ流ということだろう。
2つのモーターの最大出力は300kW(約407ps)、最大トルク664Nmにも達し、0-100km/h加速は5.7秒を誇る。ただし、最高速度が200km/hに制限されている。
搭載するリチウムイオン電池は最大95kWhで、WLTPサイクルでの最大航続距離は400km以上。家庭での交流充電だけでなく、直流での急速充電にも対応するという。日本に導入するのであれば、日本式のCHAdeMO(チャデモ)規格には対応しているはずだ。
また、e-tronは電気自動車というだけでなく、普通のアウディSUVとして、最新のインフォテイメントやコネクテッド機能、先進運転支援システムを採用している。EVならではのスムーズな走りだけでなく、アウディSUVとしての先進性を味わうこともできるのだ。
ちなみにe-tronに関しても、本国では「e-tronスポーツバック」が発表されており、さらに高性能バージョンのSモデルコンセプトも登場。e-tronファミリーも将来的には形成されるということだ。
Qシリーズだけでなく、そのバリエーションとなるQシリーズのスポーツバックのラインナップを拡充するアウディは、世界的なSUVブームというトレンドの先端を歩んでいる。
そんなアウディが2020年後半に日本に導入するモデルもやはりSUVだった。アウディの勢いを感じる2モデルといえるだろう。
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