ホンダ「ジェイド」なぜ生産終了? 6年前の悲劇が繰り返された!? ストリームと似た境遇とは

近年のホンダはコンパクトモデルがウリ?

 一方、ジェイドが販売不振となった別の理由としては、エントリーモデルの価格が高額だったことも考えられます。

 2006年7月に発売された2代目ストリームの車両価格(消費税5%込)が180万6000円からだったのに対し、2015年2月に発売されたジェイドの車両価格(消費税8%込)は272万円。

 ジェイドは発売当初2グレードしか設定がなかったとはいえ、割高に感じられます。

2020年7月に生産終了するホンダ「ジェイド」
2020年7月に生産終了するホンダ「ジェイド」

 ちなみに、2015年4月に発売された5代目(現行型)ステップワゴンの車両価格(消費税8%込)は、228万8000円からという設定でした。

※ ※ ※

 日本自動車販売協会連合会が発表する2020年10月の登録車販売台数において、ホンダのミニバンラインナップでもっとも売れているモデルは「フリード」です。

 フリードはコンパクトボディに後席両側スライドドアを備えたことで、運転時の取り回しやすさと車内の使い勝手のよさを両立したことが人気のポイントとなっています。

 また、ホンダの登録車全体でもっとも売れているのはコンパクトカーの「フィット」、ホンダSUVでもっとも売れているのはコンパクトSUVの「ヴェゼル」です。

 そしてフィット(月間販売台数9001台)を上回り、ホンダで同月にもっとも売れたモデルは軽自動車の「N-BOX」(月間販売台数1万6052台:全国軽自動車協会連合会発表)と、近年のホンダはミニバンに限らずコンパクトモデルの販売が好調な傾向です。

 現行のステップワゴンの登場は2015年となり、フルモデルチェンジの噂も出てきています。次期型ステップワゴンになった際、同社の次のヒットモデルになるのか、注目されます。

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Writer: くるまのニュース編集部

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