日産の新型SUV「キックス」登場! ガチンコライバル「トヨタ C-HR」とはどこが違う?
パワートレインや燃費、価格を徹底比較
新型キックスとC-HRのパワートレインはどのようになっているのでしょうか。
新型キックスは、1.2リッター直列3気筒エンジンに「e-POWER」を組み合わせた、シリーズハイブリッド方式を採用しています。
「ノート」やセレナにも搭載されるパワートレインですが、キックスではe-POWERの最大出力を約20%向上。バッテリーやモーターなどの制御を磨き上げ、レスポンスが良く力強い走りを可能としています。なお、駆動方式は2WDのみです。
C-HRのパワートレインは、1.2リッターターボと1.8リッターハイブリッドを用意。ターボ車のトランスミッションは、CVTに加え、6速MT(iMT)も設定されており、ターボエンジンによる爽快な走りとMTによる操る楽しさが味わえます。
駆動方式は、ターボ車が2WDと4WD、ハイブリッド車が2WDとなります。
新型キックスはハイブリッド専用車ということで、C-HRのハイブリッドモデルが近い存在といえますが、それぞれの燃費はどうでしょうか。
WLTCモード燃費は、新型キックスが21.6km/L、C-HRが25.8km/Lと、エンジンで発電してモーターで駆動新型キックスと、「プリウス」譲りのハイブリッドシステムを搭載するC-HRでは、C-HRのほうが低燃費だといえます。
安全装備では、新型キックスには「プロパイロット」や「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」、「踏み間違い衝突防止アシスト」が標準装備されています。これらの機能は日本仕様のみに搭載されるものです。
また、2019年3月に発売された軽自動車「デイズ」から順次搭載されている「SOSコール」も全車標準装備。もしもの事故の際の自動通報はもちろん、あおり運転や急病などの緊急事態にも手動で通報できる機能で、安全なクルマを目指しました。
C-HRは「トヨタセーフティセンス」を搭載し、プリクラッシュセーフティやレーンデパーチャーアラートなどが標準装備されます。
さらに、インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]、リヤクロストラフィックオートブレーキ(パーキングサポートブレーキ[後方接近車両])、パノラミックビューモニターなど、安全機能をオプション選択可能とし、ドライバーを支援します。
新型キックスの価格(消費税込)は、標準グレード「X」が275万9900円、内装がツートーンの「X ツートーンインテリアエディション」が286万9900円です。
C-HRは、ターボ車が236万7000円から273万2000円、ハイブリッド車が273万円から309万5000円。ハイブリッド車同士で比べると、新型キックスとC-HRの価格はほぼ同等で、両車は価格面でも競合しているといえます。
グレード展開においては、C-HRには走りを追求したスポーティモデルの「GRスポーツ」が設定されていますが、新型キックスにスポーティモデルはありません。
今後、新型キックスにもピュアスポーツの走りを実現するNISMO仕様が用意されるといった展開もあり得るかもしれません。
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2020年6月24日にオンラインで発表された新型キックスですが、新型キックスを見た一般ユーザーから、デザインやe-POWERについて高評価を得ているといいます。
新型キックスがe-POWER専用車としていることについて、チーフマーケティングマネージャーの小木曽氏は、次のようにコメントしています。
「e-POWERは日産独自のパワートレインで、踏んだ瞬間に違いがわかります。ノートとセレナでも好評をいただいているe-POWERを、ひとりでも多くのお客さまに体験してもらいたいです」
新型キックスは日産SUV初のe-POWER搭載という、ほかのSUVにはない魅力を身につけました。
日産にとって主力モデルとなる新型キックスが、ライバルひしめくコンパクトSUVのなかで、どれだけ存在感を発揮できるか期待されます。
格好があの辺と比べると何しろ悪い。
背も高いから、立体駐車場では使いにくい。
そもそもジュークもこの問題で、背を落とした車を出した。
C-HRはその辺も考えて設計している。
毎度の日産で、ジュークが狭いとかの苦情を受けても、そもそもターゲットが30歳台独身男性だから、後部座席はテンポで構わないと割り切って設計したものを、それを”改善”すると大抵大型化して大不評で売り上げが落ちまくる。
ジュークの後継と言うよりはミニエクストレイルになって、対抗馬はサイズが少し小さいがライス/ロッキー辺りかヤリスクロスになるのでは?