日産SUVに変化アリ? 新型キックス登場でエクストレイルに影響はあるのか
エクストレイルよりキックスが売れ筋になる!?
今後の日産SUVラインナップにおいて、エクストレイルより新型キックスのほうが売れ筋になるのではないか、という話もあります。
その理由として、日産販売店のスタッフは以下のように話します。
「エクストレイルはハイブリッド車もありますが、燃費や静粛性ではe-POWER並とはいえず、燃費を重視されるお客さまにはおすすめすることが難しいクルマです。
また、都市部では取り回しのしやすいサイズが好まれますので、その意味でもキックスの方が売れ筋になるのではないかと考えています」
新型キックスのJC08モード燃費は30.0km/L(WLTCモード:21.6km/L )です。対して、エクストレイルは、JC08モードのみ公開されており、比較対象となるハイブリッド車の「20S/20Xi」では20km/Lから20.8km/Lと、新型キックスには届きません。
また、取り回しについても新型キックスは最小回転半径が5.1m、エクストレイルは5.6mとこれもボディサイズが異なるために新型キックスが有利です。
しかし、販売店スタッフは「エクストレイルにはエクストレイルにしかない強みがあります」と語気を強めます。
「都市型SUVが流行りのなかで、タフで無骨なエクストレイルのスタイリングを好むお客さまは多くいらっしゃいます。
新型キックスは未来感のある都市型SUV路線ですので、アクティブなイメージを好むお客さまは今後もエクストレイルを選択されると思います」と話しました。
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e-POWERを搭載する新型キックスは、魅力的な車種ではありますが、一方のエクストレイルも根強い人気があるようです。エクストレイルには、4WDが設定されていることから雪国での需要も見込まれます。
さらに、エクストレイルも2021年にフルモデルチェンジがおこなわれ次期型エクストレイルが登場すると噂されています。
2020年6月15日には、北米日産が新型「ローグ」が発表されましたが、ローグとエクストレイルは兄弟車同士であることから、この新型ローグが次期型エクストレイルとして日本に導入される見込みです。
詳細はまだ明らかになっていませんが、e-POWERが搭載される可能性もあります。そうなると、コンパクトかつ燃費の良いキックスと、刷新された次期型エクストレイルという日産の二大SUVが他社SUVに対抗する構図となるかもしれません。
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