新型キックス登場! ホンダ「ヴェゼル」と似て非なる部分はどこ?

パワートレインや安全・快適装備の違いは?

 新型キックスのパワートレインは、同社「ノート」や「セレナ」に設定されているe-POWERを搭載。発電用エンジンに1.2リッター直列3気筒エンジンを搭載し、モーターで駆動するシリーズ式ハイブリッドシステムを採用した2WD車となります。

 新型キックスでは、e-POWERの最大出力を約20%向上させ、中高速域の力強さを高めたことで、高速での追い越しや合流、ワインディング走行など、幅広いシーンにおいてパワフルでキビキビした走りを実現。WLTCモード燃費は21.6km/L(JC08モード:30.0km/L)です。

 アクセルペダルの踏み戻しで車速を調整できる「e-POWERドライブ」により、ワンペダル感覚での運転が可能となるため、ブレーキペダルを踏む回数が減少することで運転時のストレスが軽減されます。

 また、安全・快適装備においては。同社「セレナ」や「エクストレイル」などに設定された「プロパイロット」と、事故時の自動通報や緊急事態に手動で通報できる「SOSコール」を全車標準装備しました。

 一方のヴェゼルは、1.5リッターガソリン、1.5リッターハイブリッド、1.5リッターターボエンジンの3つを設定。ターボ車は2WDのみとなりますが、それ以外には2WDと4WDが設定されています。

 ヴェゼルの燃費は、WLTCモードが公表されておらずJC08モードで、ガソリン車が19.6km/Lから21.2km/L、ターボ車が17.6km/L、ハイブリッド車が21.6km/Lから27km/Lです。

 ヴェゼルの開発責任者の中村氏は、グレードの特徴として「燃費なら『ハイブリッド』、価格や軽快感なら『ガソリン自然吸気』、そして走りの質感や静粛性なら『ガソリンターボ』をおすすめします」といいます。

 なお、安全装備では、2018年2月のマイナーチェンジで先進運転支援システム「Honda SENSING」を全車標準装備しました。

ターボ車ならではの軽快な走りを実現する「ヴェゼル ツーリング」
ターボ車ならではの軽快な走りを実現する「ヴェゼル ツーリング」

 グレード展開や価格は、新型キックスが「Xグレード(275万9900円)」、「X ツートーンインテリアエディショングレード(286万9900円)です。

 ヴェゼルは、ガソリン車が「G/X/RS」の3グレードで211万3426円から252万833円、ハイブリッド車は「HYBRID/HYBRID X/HYBRID Z/HYBRID RS」の4グレードで250万5555円から286万2037円、ターボ車が「TOURINGグレード」のみで295万6800円となっています。

 新型キックスはe-POWER車のみの展開となるため、ヴェゼルのラインナップではハイブリッド車が近いパッケージです。

 新型キックスとヴェゼルについて、日産の販売店スタッフは、次のように話します。

「6月24日に発表日に、展示車が店舗に届きました。同日の12時からオンライン上で発表会がおこなわれたようですが、その影響もあってか夕方には何組かのお客さまが新型キックスを見に来られていました。

 やはりe-POWER搭載車ということで燃費を気にする人がいたほか、発売前に来店されたお客さまでは、価格帯などがヴェゼルのハイブリッドと同等なので比較されていました」

※ ※ ※

 新たにSUV市場に投入された新型キックスですが、すでに先行して販売されているヴェゼルとスペックや価格で比較対象になる部分があり、今後ユーザーがどのような評価をするのか注目です。

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1件のコメント

  1. もう日産は終わりや
    ( `ー´)ノツブレチマエー

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