車のナンバーは折っちゃダメ! 昔の流行りも今や違反 2021年4月から基準強化へ
かつて、クルマのナンバープレートを折り曲げる行為が流行ったことがありました。しかし、故意に折り曲げるのはナンバープレートの視認性を損なうため、当然ながら違法な改造です。一方で、カー用品店で販売されるナンバープレートの装飾品は違反にならないのでしょうか。
ナンバープレートの折り曲げは違反行為!
バブル期の暴走族や走り屋に多く見かけたナンバープレートの折り曲げですが、近年でも一部で見られることがあります。一方で、カー用品店で販売されていたカバーなども近年では違法となったといいますが、現状はどうなっているのでしょうか。
かつて見られたナンバープレートの折り曲げ行為は、近年減少傾向にあります。しかし、現在もSNS上では、その目撃情報が絶えません。
そもそも、なぜナンバープレートを折り曲げるのでしょうか。暴走族が全盛期だった1980年代は、警察から逃げ切るための手段として、ナンバープレートの情報を読み取られないように折り曲げる行為が多発したといいます。
その後、当時の若者たちのなかで折り曲げ行為が「かっこいい」と認識され、暴走族や走り屋だけでなく多くの人々が真似をするようになりました。
当初はオートバイでの折り曲げ行為が多く見られましたが、クルマでもそのトレンドが伝播したことで、1980年代後半から1990年代前半にかけて、クルマのフロントナンバーを外したり、折り曲げる人々が目立つようになりました。
バブル期は、スポーティなクルマが流行り、流れるようなスタイリッシュなボディスタイルに日本のナンバープレートがマッチしなかったこともあり、こうした行為を実行するドライバーが増えたのも要因のひとつといわれています。
しかし、ナンバープレートは、事故や犯罪が起こった際、迅速に対応するために正しい装着が義務付けられています。実際に、道路運送車両法には、以下のように記載されています。
法律上ナンバープレートは見やすく表示する義務があり、折り曲げ行為などをおこなった際は、50万円以下の罰金に処されます。
折り曲げ行為と同様の理由で、カバー・フレーム・シールといった装飾品を用いて、ナンバープレートを隠す行為も違反となりますが、現在でも装飾パーツは販売されております。このことについて、オートバックスセブンの担当者は、次のように話します。
「法律で定められているように、ナンバープレートの保護カバーはすべて禁止されております。そのため、オートバックスでもこういった商品の取り扱いはありません。
なかには、フレームなどの商品も取り揃えておりますが、法律に準拠した厳しい審査を通過したものだけを取り扱っております。こちらは、適法な商品なので、使用しても違反対象にはなりません。
実際に、オートバックスで取り扱っているナンバープレートの装飾品は、フレームのみとなります。フレームの縁の部分も、昔に比べると非常に薄くなりました」
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2016年2月1日より、ナンバープレートに関わる法律がより厳格化し、ナンバープレートをカバーなどで覆うことを一切禁止するほか、一定の位置や方法において表示することがさらに細かく義務付けられました。
上記の新基準により、「ナンバープレートカバーの装着について、無色透明であっても原則禁止」、「ナンバープレートを回転させて装着すること」、「フレームなどを使って文字が認識できないほど被覆すること」、「折り曲げ行為」が禁止事項となっています。
また、装着位置や左右上下の角度は、クルマの運行中でもナンバープレートの位置や角度の識別ができることが求められました。
数年前に4t箱付きトラックであったのですが、ビスの所に高輝度LEDを仕込んで、夜間に点灯させてナンバープレートを見えなくさせるのは違反じゃないの?(本当に見えなくなります)
ボトルカバーって…
一昔前に流行った封印のペットボトルキャップな訳ないよな。
傾きも「左向き○度から左右向き○度」と。一度くらい読み返せないのかな。