新型車は成功するとは限らない!? コンセプト変更でやらかした車3選

硬派なスポーツ路線から華やかに変身したものの人気ダウン!?

●ホンダ「CR-Xデルソル」

十分にスポーティなモデルながら受け入れられなかった「CR-Xデルソル」
十分にスポーティなモデルながら受け入れられなかった「CR-Xデルソル」

 1983年に発売されたホンダ「CR-X」は、軽量コンパクトなボディに高性能エンジンを搭載したスポーツカーとして人気を博しました。

 1987年に登場した2代目も初代からキープコンセプトとされ、ジムカーナなどモータースポーツで活躍。

 そして、1992年に発売された3代目にあたる「CR-Xデルソル(delSol)」は、一般的に「タルガトップ」と呼ばれる、天井部分のみが開くオープン2シーターに変貌しました。

 ルーフの開閉機構は2種類あり、ひとつは手動の脱着式で、もうひとつは電動の「トランストップ」と呼ばれるもので屋根部分がトランクに格納されるギミックが特徴的です。

 トランストップはかなり斬新な機構で、発売当時は大いに話題となりました。しかし、電動オープンルーフによる重量増で、2代目までのライトウエイトスポーツというイメージは薄れてしまいました。

 トップグレードには最高出力170馬力を誇る、1.6リッター直列4気筒DOHC VTECエンジンを搭載し、4輪ダブルウイッシュボーンサスペンションと相まって、十分に高性能なモデルでしたが、3代目のコンセプトは従来のCR-Xユーザーから敬遠されたためか、人気は低迷。

 1998年に生産を終了し、この代をもってCR-Xは消滅してしまいました。

※ ※ ※

 新型車は企画から生産開始まで、およそ3年というのが一般的です。車種によってはもっと長くかかることもあるといいます。

 つまり、各メーカーともかなり先のニーズやトレンドを予想して、開発をスタートさせる必要があるということです。

 そのため入念なリサーチをおこないますが、それでもヒットにつながる車種ばかりではないので、いかに新型車開発が難しいかがうかがえます。

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