新ウルトラマンに未発売トヨタ車登場!? 次世代モデル「LQ」とはどんなクルマ?
トヨタは公式SNSにて、2020年6月20日から放映開始となるテレビ東京系「ウルトラマンZ」に、同社のコンセプトカー「LQ」 が登場することをSNSの公式アカウントで明らかにしました。LQとは、どのようなクルマなのでしょうか。
新しいウルトラマンにトヨタ「LQ」が登場へ
トヨタは、2020年6月20日から放映開始となるテレビ東京系「ウルトラマンZ」に、同社のコンセプトカー「LQ」 が登場することをSNSの公式アカウントで明らかにしました。
トヨタは、ウルトラマンZに登場するLQについて、写真とともに「AIエージェントの『YUI』を搭載した現実世界の『LQ』が、空想特撮世界のロボット部隊『ストレイジ』の愛車としてどんな活躍をしてくれるか楽しみです」とコメントしています。
このコンセプトカーのLQは、東京モーターショー2019で初公開されたトヨタが提案する「新しい時代の愛車」を具現化したクルマです。
LQのデザインは、キャビンを前に出した未来的なシルエットとし、車両中央にあるAIエージェント「YUI」を起点に車両内外をシームレスに連続させる「INSIDE OUT」をデザインのテーマとして採用しました。
搭載されるAIエージェント「YUI」は、モビリティエキスパートとしてユーザーに寄り添い、特別な体験をすることを目的に開発されました。
このYUIは、ユーザーの表情や動作から、感情や眠気などの状態を常に推定し、会話を中心としたコミュニケーションをおこないます。
加えて、世界初の覚醒・リラックス誘導機能付きシートや音楽、車内イルミネーション、空調、フレグランスなどの各種HMI(Human Machine Interface)を用いて働きかけ、安全・安心・快適な移動を提供。
そのほか、YUIの開発およびサービスの向上のためにさまざまなャンルの企業と連携し株式会社JTBは、ユーザーの好みに適した施設案内情報やドライブルートを提供します。
また、AWA株式会社は、クルマの状態やユーザーの好みに適したストリーミング音楽を提供。株式会社NTTドコモは、試乗拠点に5G基地局を設置して高速かつ安定した通信環境の提供などをおこないます。
将来的には、スマートフォンやクルマ以外の端末やほかのサービスとの連携を進めることで、サポート領域を拡大していくことを目指しているといいます。
LQの自動運転は、SAEレベル4相当で、駐車場など乗降場と駐車スペース間で無人自動運転ができるシステムを搭載。
身体の不自由な人や妊娠中・乳幼児を連れた人、さらに駐車が苦手な人の負担を軽減したり、隣の車両と20cmの間隔で駐車できるため、駐車場の省スペース化に貢献します。
さらに、AR表示ができるヘッドアップディスプレイ(HUD)が採用され、HUDの情報表示エリアを拡大し、ドライバーの視線移動を低減することで安全運転を支援します。
LQの開発責任者である井戸大介氏は、次のように説明します。
「遠く離れた場所に連れて行ってくれて、特別な体験をさせてくれるクルマは、かつて『愛車』と呼ばれていました。
技術革新やライフスタイルの変化にともない、ユーザーのニーズや感動のきっかけが多様化するなか、モビリティエキスパートであるAIエージェント『YUI』によって、ひとりひとりのニーズに合わせた特別な移動体験を提供できれば、新しい時代でもクルマは『愛車』であり続けると考えています」
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