「レガシィ」のトラックや純正「ワンビア」がある!? 海外専用ボディの車5選
短命だったけど、カッコいいトラックがあった!?
●スズキ「ディザイア」
スズキのコンパクトカー「スイフト」は、日本のみならず海外でも販売される世界戦略車です。
そして、スイフトの派生車として、主にインドと新興国で販売されているセダンが「ディザイア」で、もともとは「スイフト ディザイア」の名で販売されましたが、2017年に発売された現行モデルではディザイアに改められました。
スイフトの後部をハッチバックからトランクに作り変えてセダン化されており、全体の佇まいも違和感はありません。
フロントフェイスも専用デザインのバンパーとグリルが装着されるなど、スイフトとの明確な違いを主張しています。
エンジンは国内のスイフトと同じ1.2リッター直列4気筒自然吸気ですが、ガソリンの品質を考慮して91馬力から83馬力にデチューンされており、トランスミッションは5速MTと、スズキ独自のAMTである5速AGSを設定。
なお、同様なコンパクトセダンは新興国を中心に人気があるため、ホンダや日産など、ほかのメーカーも販売しています。
●スバル「バハ」
スバル初代「レガシィ」は1989年に発売され、オールマイティに使える「ツーリングワゴン」として大ヒット。国内に、ステーションワゴンブームをもたらしました。
そして、1993年に登場した2代目では、派生車としてツーリングワゴンをベースにSUVテイストを盛り込んだ、「レガシィ グランドワゴン(後に『ランカスター』へ改名)」が登場。
レガシィ ランカスターは北米では「アウトバック」の名で販売され、2003年にはアウトバックの荷室上部を取り去ったピックアップトラックの「BAJA(バハ)」が発売されました。
ピックアップトラックの人気が高い北米ならではのモデルとして開発され、荷台部分はコンッパクトながら5名乗車が可能な「ダブルキャブ」となっています。
バハはスタイリッシュなボディとパワフルなエンジンを搭載したピックアップトラックとして、マリンスポーツやアウトドアレジャーの愛好家から人気となります。
しかし、発売からわずか3年後の2006年に生産を終了。その後のアウトバックに、設定されることはありませんでした。
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冒頭にあるとおり、現在はたくさんの海外専用車が販売されていますが、それが可能となったのは、海外の工場で生産されているという背景があります。
国産メーカーで初めて海外生産を開始したのはホンダで、1982年に2代目「アコード」が第1号車です。
1970年代から拡大していた貿易摩擦に対しての対策ということでしたが、そのおかげでホンダはアメリカ専用車を早くからつくっており、いまも現地のニーズに応えた車種を数多くラインナップしています。
ダブルキャブではないレオーネを丸ごとトラックにしたスバルブラッドとかかっこよかった、日本の車の買い物は先ずは税制と相談しながらなので自ずと選択肢は制限されてしまうしね。
メーカーもそれなりの立ち食いそばみたいな既製品ばかりで無難な車しか作れないし
何時も思うのは日本人の品格の良さが様々な道具に面白さを欠く原因になってしまってるのではあるまいか?