新型は「ケツ」勝負!? なぜ横一文字テールランプ採用? トヨタ&レクサスの統一デザインの狙い
トヨタ&レクサスが横長なお尻にするワケ
なぜ横長を採用したのか、これはもうシンプルなことです。横長形状だとクルマがワイド&ローに見えるからです。ワイド&ローはクルマの美しさの基本でもあります。
とはいえ、いままでは細いテールランプを作るのは、技術的に難しかったという事情がありました。ウインカーランプもブレーキランプも、基準以上の面積や光量を必要とします。従来の白熱球では細くできなかったといいかえても良いでしょう。

けれど最近になってLEDが安価になり、広く使われるようになっています。新型ハリアーや新型ISのテールランプなど、LED以外ではあり得ないデザインだといえます。
RAV4のようにウインカーは白熱球というモデルも、横長を基調にするというデザインテーマをキチンと入れ込もうとしたのでしょう。
メッキのガーニッシュを加え、テールランプをなるべく内側に飛び出させるデザインにして、横長を演出しています。
新しいところでは「カローラ」のテールランプも縦長から横長になっています。これにより、ずいぶんイメージが変わりました。
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今後ミニバンなど、物理的に横長のテールランプは難しいリアハッチドアのモデルを除き、トヨタとレクサスは横幅テールランプになっていくのだと思います。
高額なモデルであればLEDを積極に使えるため、線のように細くすることだって可能です。
遠からず、リアビューを見ただけでトヨタ車だと解るようになるかもしれません。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。






























