アルファードやハイラックスの特別なモデル!? メーカーには無い販売会社の限定車とは
自動車メーカーは、展開する車種のフルモデルチェンジやマイナーチェンジを定期的に実施します。しかし、それ以外のタイミングでも特別仕様車といった限定車を販売することがあります。このような、メーカーが設定する特別仕様車とは別に販売会社がオリジナルで展開する特別車もあるようです。どのような特徴があるのでしょうか。
販売会社のオリジナル限定車とは
新車購入時に悩ましいのは、どの仕様を購入するかという点です。ベース車に準ずるグレード展開や見た目が異なるエアロ仕様のほかに、特別仕様車という通常のグレードとは異なる仕様が展開されていることもあります。
また、各自動車メーカーの販売会社によっても、独自のオリジナル仕様車が存在。これらの特別仕様車は通常グレードと何が違うのでしょうか
基本的に特別仕様車とは、期間や台数限定などで販売されるメーカーが設定したもので、メーカーや車種によって見た目に重点を置いた仕様や安全・快適機能に重点を置いた仕様など、さまざまな設定があります。
また、一概にはいえないものの大半の特別仕様車は、ベースとなるグレードよりも装備が充実しているのも関わらず、価格は抑えられているのも特徴です。
例えば、トヨタ「アルファード」の場合、メーカーとしてのグレード展開は、ガソリン車/ハイブリッド車、2WD/4WD、7人乗り/8人乗りといった仕様以外に、かつては標準ボディ/エアロボディといった見た目の違いでも分かれていました。
これらのグレード展開に加えて、2020年6月現在では特別仕様「特別仕様車 S“TYPE GOLD”」といったメーカーが設定する特別仕様も存在。
さらに、トヨタの全国にある販売会社には、地域や店舗ごとに異なる販売会社オリジナルの限定車が設定されています。
トヨタモビリティ東京では、「アルファード AERO TRANSBOARD」というドアの開閉に連動して自動で展開・格納するステップを装備とオリジナルエアロを装着した仕様を展開。
大阪トヨペットでは、「大阪トヨペットアルファード特別仕様車 CONQUISTADOR コンキスタドール」を展開し、レクサスに採用されている漆黒メッキを採用したオリジナルカラーのモデリスタエアロキットや、グラスコーティングガードコスメを施工した仕様です。
トヨタの販売店スタッフは、販売会社が設定する限定車について、次のように話します。
「メーカーが設定する特別仕様は、通常の仕様とは異なる見た目や装備が付くため、比較的人気が高い傾向にあります。
販売会社のオリジナル限定車は、希少性が高いうえに車種によってメンテナンスパックが付いていることもあるため、メンテナンス状況なども含めて下取り時などではプラス査定になる可能性もあります」
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販売会社の垣根を超えた限定車も存在。トヨタモビリティ東京をはじめ全国に点在するGRガレージ12社が協力する形で実現した「ハイラックス GRG Concept」が展開されています。
このハイラックスは、トヨタのアルゼンチン法人が現地の工場で生産している「ハイラックスGRスポーツ」に装着されるパーツを日本に輸入して、それらのパーツを装着した限定車です。
ベースとなるのは、メーカーが展開する特別仕様「Z“ブラックラリーエディション”」で、まさに限定の限定といった希少車となります。
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