なぜ日本で売らない!? イケメンばかりの最新クロスカントリー4WD車5選

いすゞのSUVはグッドデザイン賞を受賞するほどイケてる!?

●トヨタ「FJクルーザー」

ネオクラシックSUVとし大ヒットした「FJクルーザー」
ネオクラシックSUVとし大ヒットした「FJクルーザー」

 2006年にデビューしたトヨタ「FJクルーザー」は、「ランドクルーザープラド」と共通のラダーフレームを採用した本格的なSUVで、当初は北米市場専用モデルとして発売されました。

 その後、日本での販売を望む声が多かったため、2010年から日本でも販売されることになります。

 ボディサイズは全長4635mm×全幅1905mm×全高1840mmの堂々としたサイズで、丸2灯のヘッドライトやグリル前面に配された「TOYOTA」のロゴ、白色ルーフなどで「40系ランドクルーザー」のイメージを採用。

 最新のメカニズムながらレトロなスタイルのミドルサイズSUVとして、高い人気を誇りました。

 搭載されたエンジンは最高出力276馬力を発揮する4リッターV型6気筒のみ。5速ATが組み合わされたパートタイム4WDで、海外仕様では6速MTや2WD車も設定されています。

 国内外でヒットしましたが、北米では2014年、日本では2018年に販売を終了。現在は南アフリカや中東でのみ、販売が継続されています。

●いすゞ「mu-X」

いまも海外で活躍している、いすゞのSUV「mu-X」
いまも海外で活躍している、いすゞのSUV「mu-X」

 世界100か国で販売されているいすゞのピックアップトラック「D-MAX」のラダーフレームをベースに開発されたSUV「mu-X(ミューエックス)」は、2014年に登場。

 GMとの共同開発車で、シボレー「トレイルブレイザー」と兄弟車となっています。

 また、車名の「mu」は「Multi Utility」から由来しており、「X」はエクスプレスや極限、エクストリームなクルマという意味です。

 ボディサイズは全長4825mm×全幅1860mm×全高1860mmと、ミドルクラスSUVとしては標準的なサイズで、外観はアグレッシブなフロントフェイスに対し、スマートな印象のサイドラインが特徴で、張り出した前後フェンダーで存在感と力強さを表現しています。

 搭載されるエンジンは、最高出力177馬力の3リッター直列4気筒ターボディーゼルを基本とし、駆動方式は2WDと4WDを設定。

 日本国内での販売はおこなわれていませんが、2014年度グッドデザイン賞を受賞するなど、国内のいすゞファンからも注目されました。

 現在は、タイ、オーストラリア、フィリピンなどで販売されており、並行輸入する販売店も存在します。

※ ※ ※

 日本国内で販売されているSUVは、モノコックボディのクロスオーバーSUVが主流です。

 一方で、東南アジアやオーストラリアでは、未舗装路が多い郊外における悪路走破性と高い耐久性が求められることから、堅牢なラダーフレームを採用したクロスカントリー4WD車が数多く存在します。

 国内ではラダーフレームのSUVは限られていますが、世界に目を向けると日本ブランドの本格的なクロスカントリー4WD車がまだまだ活躍中です。

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