ホンダ「タイプS」復活! アキュラ新型「TLX」発表 最強のスポーツセダンに進化
ホンダの海外向け高級ブランドのアキュラは、2020年5月29日に新型「TLX」を発表しました。高性能グレード「タイプS」も設定されるというスポーツセダンですが、いったいどんなスペックで登場するのでしょうか。
ホンダ渾身のスポーツセダンが2020年秋に登場
ホンダが海外で展開する高級ブランドのアキュラは、新型セダン「TLX」を2020年5月29日に発表しました。ディーラーの店頭に並ぶのは、同年秋ごろが予定されています。
新型TLXには、復活を遂げるホンダの高性能グレード「タイプS」も設定されます。いったい、どのようなモデルになっているのでしょうか。
ボディサイズを見ると、新型TLXは全長4943mm×全幅1910mm×全高1433mm。国内で販売される同社の「アコード」(全長4900mm×全幅1860mm×全高1450mm)や「クラリティPHEV」(全長4915mm×全幅1875mm×全高1480mm)に近いサイズのセダンとなっています。
新型TLXのフロントフェイスには、大型のダイヤモンドペンタゴングリルが装着され、迫力ある印象。そして、全体的なデザインコンセプトは2019年8月に公開されたコンセプトカー「タイプSコンセプト」を踏襲しています。
また、スポーティ仕様の「Aスペックスポーツパッケージ」や、高性能グレード「タイプS」では、よりスポーティなデザインを採用。とくに「タイプS」では、専用デザインの20インチホイールが採用され、足元の印象を引き締めます。
新型TLXに搭載されるエンジンは、通常仕様に2リッターターボ(最高出力272HP)、「タイプS」専用は3リッターV型6気筒ターボが搭載されます。
トランスミッションはどちらも10速ATが組み合わされ、3リッターV型6気筒ターボの馬力やトルクなどの詳細はまだ公開されていません。
また駆動方式として、標準モデルと「タイプS」ともにトルクベクタリングを実現する全輪駆動システム「SH-AWD」を採用。標準モデルの2リッターターボにはオプションで設定され、「タイプS」の3リッターV型6気筒ターボには標準装備されます。
アキュラ副社長兼ブランドオフィサーのジョン・イケダ氏は、次のようにコメントします。
「この新型TLXにより、今日のスポーツセダン愛好家が求めているもの、つまりよりスタイリッシュで個人的なパフォーマンス重視の運転体験を倍増させています。
私たちのデザイナーとエンジニアは、アキュラのスポーツセダンがどうあるべきかを考え直し、もっとも重要な要素であるスタンス、プロポーション、プラットフォーム、パワートレインにまで至りました」
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新型TLXの価格は3万ドル台半ばから(日本円で約376万円から)を予定しています。なお、「タイプS」は標準モデルより遅れて2021年春に登場する予定です。
なんかMATUDA車っぽい