スゴいヤツ上陸!? 運転が「結構楽しい!」 英国ロンドンタクシーはアリな選択?
ロンドンタクシーは運転席&後席も楽しい!?
では、ロンドンタクシーの乗り心地はどうでしょう。試乗してみます。
基本のメカニズムは電気自動車に匹敵する31kWhのリチウムイオン電池を搭載しているPHEVです。大雑把にいって100kmくらいまでなら163馬力のモーターで後輪を駆動する電気自動車としての運用が可能。
電池を使い切ると、ボルボ設計の1.5リッター直列3気筒エンジンで発電。日産の電動パワートレイン「e-POWER」のようなハイブリッドになります。
したがって電池残量あるときは完全な電気自動車です。さすがボルボの技術(正確にいえばボルボの電気自動車部門であるポールスター)を投入しているだけあり、通っぽい制御になっています。
アクセル全開にすると普通の電気自動車はパワーも全開の急発進となりますが、このクルマで全開するとジェントルにスタート。乗客が不快にならないような制御を採用しているワケです。
そして車重は空車で2330kgもあるため、硬めながら重厚な乗り心地だったりします。
ハンドルを握っているとけっこう楽しい。運転席と客室は新型コロナ対策としても十分役に立つパーティション(仕切り)付きながら、スピーカーを通して普通の声量で会話も可能。
はたまたハンドルの切れ角が猛烈に大きいのもロンドンタクシーの特徴で、今回試乗した車両、大柄なボディなのに最小回転半径は4012mmで済みます。
小柄なJPNタクシーの最小回転半径が5300mm、軽自動車のホンダ「N-BOX」すら4500mmですが、ロンドンタクシーはハンドル一杯切ると、信じられないくらい小回り可能。だからこそ大きなボディでもストレス無いのだと思います。
気になる車両価格は1120万円。タクシー用として使うなら環境対応車ということで補助金が出るため、東京都なら実質756万円。
都市部だと冠婚葬祭のニーズなどで高価な車両を使っているタクシーも少なくなく、756万円なら稼働率を上げれば十分ペイ出来るのではないでしょうか。個人タクシー用としても使えそうです。
Writer: 国沢光宏
Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。
クッソ下品な評論で不味い。
なぜこの評論家なのか。
ロンドンタクシーの全幅はボルボXC40やシビックタイプRと同程度です。小回り性能もいい。
全長と全高はほぼアルヴェルくらい。車椅子同伴でも余裕で乗車出来ます。
タクシーのお手本としてどんどん街中で見られるようになるといいですね。
ロンドンの時の日産といいトヨタのアレといい、オリンピック特需の切り替えでまともなタクシーが作れないって…嘆かわしい限りです。
あと国沢さん丁寧な解説とてにをはがまともな日本語で文章書けるんですね。えらいえらい。