時代の流れで仕方なかった!? 惜しまれつつも生産を終了した車3選
プロに愛された唯一無二の軽商用車とは!?
●スバル「サンバー」(自社生産モデル)
スバル「サンバー」は、1961年に発売され、一貫してリアエンジン・リアドライブのRR駆動を採用してきた軽トラック、バンです。
RRとしたことで重量物が車体後部に集中したため、空荷時でも駆動力が保たれ、農道などの未舗装路でもスリップしづらいなどが評価されます。
そして、1990年に発売された5代目からは、軽商用車ながら直列4気筒SOHCエンジンと、さらに上位グレードではスーパーチャージャーが搭載され、4輪独立サスペンションと相まって「農道のポルシェ」の愛称で親しまれました。
また、サンバーは通称「赤帽」と呼ばれる軽貨物運送業向けに特化した仕様の「赤帽サンバー」が設定されるなど、プロからも絶大な信頼を得ます。
しかし、スバルは登録車の開発に注力するために、2012年に軽自動車市場からの撤退を決め、サンバーの生産を終了。その後、サンバーを含めスバルが販売する軽自動車は、すべてダイハツからOEM供給されることになりました。
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ホンダは2021年に軽トラック「アクティトラック」の生産を終えます。ホンダの4輪自動車製造の歴史は1963年発売の軽トラック「T360」から始まりましたから、ホンダの原点というべきモデルの生産から撤退するということです。
現在、軽トラックのシェアの大半はスズキとダイハツが二分しており、アクティトラックのフルモデルチェンジをおこなったとしてもシェア拡大は難しいという、ホンダとしても苦渋の決断だったと思います。
しかし、ホンダファンにとっては、寂しいところではないでしょうか。
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