爆弾・機関銃から身を守る、ブラバスの「Gクラス」3兄弟とは?

ブラバスが手掛けると、防弾車も超豪華仕様に変身!

 インビクト・シリーズは現行Gクラスのどのモデルからも製作は可能とされているが、トップモデルのG63ならば防弾化をおこなっても、そのパフォーマンスはまだまだ期待できそうだ。

 そしてこの「ラグジュアリー」のもうひとつの魅力は、防弾車であることなど微塵も感じさせない豪華な内装。ブルーをアクセントカラーにあしらった内装は、落ち着きが感じられて、実に趣味がよい。

世界中のVIPの注目となることは間違いないインビクトVR6 Plus ERV
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 この「ラグジュアリー」に対して、「ミッション」と「ピュア」の両モデルは、より防弾車としての機能を高めたモデルだ。ラグジュアリーがVIPを乗車させ、いち早く危険から身を守るためのモデルならば、この両車は文字通りその危険と戦うためのモデルといってもよいだろう。

 この両車の安全基準は前述した「ラグジュアリー」のそれと同等だが、「ミッション」は、車内に消火システムやフレッシュエアを導入するためのボンベを備えるなど、その装備内容はよりミリタリー化の傾向が強くなる。

 前後のシートはフルハーネス式で、シートバックは実戦時には防弾チョッキとして使用することも可能だという。ドアパネルやシートバックは、業務によってもっとも適切な仕様にそれを変更することもできる。

 爆発物やドローンなど、近隣に不審物があることを表示するディスプレイなども装備され、必要ならば乗員は、ルーフに設けられたハッチから外部へと脱出可能。ほかのクルマにいるVIPを守る仕事を遂行することもできる仕様だ。

 一方の「ピュア」は、Gクラスのドレスアップモデルといった印象を抱く程度の外観だ。誰もそれが防弾仕様であることを瞬時に認識することはできないだろう。

 ブラバスのサブブランドともいうべきインビクトが、今後世界で大成功を収めれば、フロントグリルに輝くエンブレムなどで、それがただのGクラスではないことがわかってしまうのかもしれないが、それはまだまだ先のことだろう。

 特別なGクラスを求めるカスタマーには、ぜひトライしていただきたいブラバスのニューラインだ。

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