ターボ全盛の今、あえての選択は有りか!? 大排気量セダン3選

賛否両論あったスカイラインとは!?

●日産「スカイライン 350GT」

ラグジュアリーなモデルながらスポーティさを強調した「スカイライン 350GT」
ラグジュアリーなモデルながらスポーティさを強調した「スカイライン 350GT」

 2001年に発売された日産11代目「スカイライン」は、従来まで搭載してきた直列6気筒エンジンからV型6気筒エンジンにスイッチし、グローバルに展開する高級セダンを目指して開発されました。

 当初、エンジンは「セドリック/グロリア」の2.5リッターと3リッターを改良したもので、縦置きフロントミッドシップに搭載。

 しかし、古くからのスカイラインファンからは、V型エンジンと空力性能を重視した曲線的なボディデザインは「これはスカイラインではない」など、賛否両論がありました。

 ファンには不評だったV型6気筒化でしたが、2002年になると「エルグランド」用の3.5リッターV型6気筒をチューニングしたエンジンと、パドルシフトによる変速が可能な「エクストロイドCVT」を組み合わせ、専用の味付けのサスペンションやブレーキなどを備えた「350GT-8」を追加ラインナップ。

 さらに、2003年になると6速MTも選べる「350GT」シリーズが登場し、かつてのスポーティさを取り戻しました。

 最高出力272馬力の出力によって、ゆっくりとジェントルに走らせることや、6速MTを介してスポーティに走ることも可能となっています。

※ ※ ※

 大排気量自然吸気ならではの魅力というと、低速からリニアに立ち上がるトルク感や、アクセルに対するエンジンレスポンスの鋭さなどがあります。

 近年のターボエンジンもターボラグが抑え込まれて、かつてのようなストレスを感じることがありませんが、やはり自然吸気の反応にはわずかに及ばない部分もあります。

 そうなると、かつての大排気量自然吸気車を選びたくなりますが、新車登録(初度登録)から13年を超えたクルマは、自動車税や重量税が懲罰的に加算されるため、古い大排気量車に手が出しづらいのが現状です。

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Writer: くるまのニュース編集部

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