今年の本命? 日産新型「キックス」登場間近! トヨタ「ヤリスクロス」に対抗出来る?
日産新型キックスはどう挑む? 激戦コンパクトSUV市場
新型キックスが導入されるコンパクトクロスオーバーSUV市場は、世界をはじめ日本でも激戦区で数多くのライバルが存在します。
トヨタは「ヤリスクロス(日本で2020年秋発売)」、「C-HR」、ホンダ「ヴェゼル」、マツダ「CX-3」などになります。新鮮さではヤリスクロスですが、ヴェゼル/CX-3は長年に渡る進化・熟成も見逃せない部分です。
また、輸入車ではフォルクスワーゲン「Tクロス」、プジョー「2008」、シトロエン「C3エアクロス」などの個性派も揃っています。
そんななか、キックスの強みは内燃機関とは異なる独自のドライブフィールを持つe-POWER、エクストレイル譲りのSUVならではの力強さ、日産の最新トレンドをプラスしたデザイン、そして戦略的な価格だと考えています。
実は日本仕様のキックスはタイ工場で生産され日本に輸入といわれていますが、タイ生産では効率化などのコスト面で生まれるメリットが日本のユーザーに価格として還元してくれるはずです。
ちなみに現行マーチがタイ生産に代わり色々な指摘がありましたが、あれは開発側の問題が大きく、品質面ではむしろ日産の生産拠点のなかではトップクラスだと聞いているので心配はいらないと思います。
日産関係者によると「海外生産車を輸入という意味だと、ほかの工場製のほうが色々と大変でした」といいます。
ただ、キックスの気になる点がないわけではありません。ひとつは「AWDの設定はあるのか?」、ふたつめは「安全支援システム」の内容です。
発進サポート用とはいえノートにはAWD設定があるのに、キックスにないのは販売面では不利です。現時点での情報で、日本仕様にはFWDのみだといいますが、追加されるかもしれません。
また、タイ仕様ではエマージェンシーブレーキ、後側方追突防止支援システム、アラウンドビューモニターに加えてインテリジェントクルーズコントロールを採用となっています。
個人的に日本仕様は「プロパイロット」にバージョンアップされていることを期待。日本でも唐草模様のテストカーが数多く目撃されていますが、その確認のためであることを信じたいと思います。
ここ最近は、お家騒動ばかりが話題となっていた日産ですが、クルマ屋である以上はクルマが話題になるべきです。
日本仕様と日本の道で試乗するまで最終的なジャッジはできませんが、キックスはそんな1台であることを願っています。
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Writer: 山本シンヤ
自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるために「自動車研究家」を名乗って活動中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
トヨタはなんでヤリスとかヤリスクロスなんてイヤらしいイメージの名前を付けたんでしょう?
日本だけヴィッツで、海外はポークビッツ(粗チン)みたいだから採用せずヤリスだった!その事に納得いかん日本人の男性ユーザーがクレーム付けたからだw
なんで、「日本だけ粗チンで許されるんや?ヤリスの方がエエわw改名しろ!」