足クセ悪いと交通違反!? ダッシュボードに足乗せNG? 実は知らない助手席マナー
違反にはならずとも、控えたい行動は
違反にはならないものの、安全面から控えるべき行動があります。まず、なかでも気をつけたいのが「背もたれを倒して座る」行為です。
道路交通法をみても「背もたれの角度」までは決められておらず、視界を妨げることもないため安全運転義務違反に問われるとは考えにくいです。
ただし、背もたれを大きく倒すことでシートベルトと体が密着せず、万が一の時に身体がシートをすりぬけて衝撃軽減の効果を果たさなくなります。その場合は「ベルト装着義務違反」に問われる可能性があるでしょう。

次に気をつけたいのは、「助手席の人がハンドルを操作する行為」も危険です。運転手の急病によってハンドルを握らざるを得ない場合もあり、明確に違反とはいえないグレーな行為とされています。
しかし、助手席の人がハンドルを握ったことで蛇行したりセンターラインをはみ出したりした場合は「安全運転義務違反」に問われます。運転手が初心者だからといって、むやみにハンドルに触るのはNG行為です。
また、「ヘッドレストを外す」行為を気をつけるべきです。ヘッドレストは事故時の頭の衝撃を守る重要な役割があるため、外して走行することは許されていません。従来は運転席のみの装着でOKとなっていましたが、2012年の法改正により助手席にも着用の義務が生じています。
ヘッドレストを取り外しての運転は「道路運送車両の保安基準第22条4号」違反となり、罰則こそないものの保安基準に適合していないクルマとみなされ、厳重注意されることがあります。また、事故時には保険が適用されない可能性もあるため、注意が必要です。
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助手席に座る際の何気ない行動が、運転手の罰則につながる可能性があります。
助手席に座る人は文字通り、運転手をサポートする「助手」になるのが正しい乗り方です。自分の行為が運転の邪魔になっていないか、十分に配慮してからリラックスするようにしましょう。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

























