焼肉の定番「カルビ」と似てる!? 人気クロスオーバーとの意外な共通点とは

現在、日本のSUV市場はかつて無いほどの盛り上がりを見せています。なかでも、コンパクトクロスオーバーSUVジャンルには各メーカーから個性豊かなモデルが続々と登場しているのです。定義が曖昧なクロスオーバーSUVが焼肉の定番「カルビ」と似ているといえる理由とはなんなのでしょうか。

SUV市場に続々登場するクロスオーバーSUV。各モデルにはどんな特徴がある?

 ここ数年、クロスオーバーSUVは世界的な人気で、これまで興味がなかったブランドも積極的な参入をおこなっています。なかでもCセグメント以下のコンパクトクラスは激戦区となっており、各メーカーのエース級のモデルが投入されています。

定義が曖昧なクロスオーバーSUV。 だからこそ個性豊かなモデルが続々登場する?
定義が曖昧なクロスオーバーSUV。 だからこそ個性豊かなモデルが続々登場する?

 そもそもクロスオーバーSUVとは何者なのでしょうか。

 クロスオーバーの意味は「違う分野を組み合わせて、新しい物事を作り出すこと」。SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)の意味は「スポーツ/レジャーに適した利便性を備えたクルマ」です。

 要するに「何でもアリ」なのですが、筆者(山本シンヤ)はビジネスライクではない「華のあるデザイン」と、目線の高さと乗用車と変わらない走りのバランスから来る「運転のしやすさ」が基本だと考えます。

 それに加えてさまざまなニーズ(1人で使う/家族で使う、カッコで選ぶ/居住性で選ぶ、オンロードが主体/オフロードも使いたい)といった“プラスα”の魅力を備えたモデルの総称といえるでしょう。

 では、国産メーカーのコンパクトクロスオーバーSUVには、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。

 トヨタはここ数年でラインアップ拡大。「ライズ」はダイハツ「ロッキー」のOEMモデルで、5ナンバーサイズの扱いやすいサイズが特徴で、見た目はアクティブですが走りは都会派でFFがメインのモデルです。

 2020年4月に発表されたばかりの「ヤリスクロス」は、コンパクトカー「ヤリス」の派生モデルながら独自のデザインを採用。一見都会派モデルかと思いきや4WDがメインで、ヒルディセントコントロールなどの悪路走破アシストデバイスを用意しており、オン/オフのバランスが取れた走りのようです。

 トヨタが以前からラインナップしていた「C-HR」は完全なる都会派で、個性派スタイルと目線の高いハッチバックといっていいスポーティな走りが特徴となっています。

 日産のクロスオーバーSUVは、現時点では空白地帯となっています。「ジューク」は2代目が欧州で発表されたものの残念ながら日本導入はありません。しかし、その代わりに「キックス」が導入予定です。

 キックスは、日産SUVを代表する「エクストレイル」の弟分らしくオン/オフのバランスが取れたキャラクターでしょう。もちろん、日産お得意の電動パワートレイン「e-POWER」がメインとなっています。

 ホンダは、2台の世界戦略車がカバーしています。「フィット クロスター」は、2020年2月に発売されたフィットにクラッディング処理や専用デザインで、クロスオーバー“らしさ”を演出したモデル。最低地上高もアップしていますが、基本はオンロードがメインです。

 以前までC-HRとコンパクトクロスオーバーSUVの代表だった「ヴェゼル」は見た目、居住性/積載性、走りなど、このクラスを求めるユーザーのニーズを高次元でバランスよく捉えたモデル。走りはややオンロード寄りですが、コンパクトクロスオーバーSUVのど真ん中に位置するモデルといってもいいでしょう。

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