マツダ新型SUV「CX-50」でロータリーエンジン復活か!? 2021年登場に向け準備

CX-50の登場でCX-5は消滅するのか?

 世界市場のなかでは、欧州グリーンディーゼル政策の強化によりCO2規制が厳しさを増す欧州各国で、プラグインハイブリッドの需要が高まってきました。

 欧州メーカー各社のラインアップや、日本メーカーでは今後登場するトヨタ「RAV4 PHV」や三菱「アウトランダーPHEV(2代目)」の存在を鑑みると、マツダにとってCX-50投入が妥当だと感じます。

マツダ初の電気自動車「MX-30」(欧州仕様車)
マツダ初の電気自動車「MX-30」(欧州仕様車)

 仮にCX-50が登場するとCX-5は現行の2代目限りになってしまうのでしょうか。同じ論理では、CX-30の活躍により、「CX-3」はどうなるのでしょうか。

 一般的なイメージは、マツダのSUVやクロスオーバーは今後、「〇X-〇〇(数字)」と、末尾二桁に集約だと思います。

 ただ、マツダの歴史を振り返ると、中国市場では「マツダ6(アテンザ)」が最大で3世代同時に新車販売したという経験があります。

 CX-3、CX-30、CX-5、CX-50が国や地域によってはしばらくの間、共栄共存することも十分に考えられます。

 マツダは2000年代初頭の事業の大変革以降、企業としての限られた技術資産を最大限に活用することを第一に考えたクルマ作りと会社づくりを心掛けてきました。

 その上で、世界各地での環境対応や社会情勢、そしてユーザーの趣向をバランス良く成り立たせるため、独自のマトリックス(順列や組み合わせ)を考え、生産現場でも混流生産を可能としてきました。

 だからこそ、CX-5とCX-50の併売は可能だと思います。

 遅かれ早かれ登場するであろう、CX-50。魂動デザインによる魅力的な姿に、いまから期待が高まります。

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Writer: 桃田健史

ジャーナリスト。量産車の研究開発、自動車競技など、自動車産業界にこれまで約40年間かかわる。
IT、環境分野を含めて、世界各地で定常的に取材を続ける。
経済メディア、自動車系メディアでの各種連載、テレビやネットでの社会情勢についての解説、自動車レース番組の解説など。
近著に「クルマをディーラーで買わなくなる日」(洋泉社)。

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5件のコメント

  1. よっぽど性能が良くなきゃ売れないよね。
    正直ロータリーは終わったエンジンだと思う。

    • それよりトヨタ迷走中www

  2. 車自体いらないけどな

  3. ロータリー乗ってました若かりし頃、サバンナ!エンジン音が車内に聞こえて来なかったし抜群の走りだった。ただ、低速の粘りがなかったのと、燃費が悪く、それと、エンジンの耐久性かな?発電のみのエンジンで、モーターで駆動する、これなら、あり、かな?日本での発売楽しみにしてるよ。

  4. あと1つ、書き忘れてた。アクセルを踏み込むと、シートが背中に吸い付くような感触、忘れられないな!

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