中古だったら100万円から狙える!? ちょっと見栄を張れる高級車5選

「いいクルマを安く買いたい」と思うのは誰もが願うことですが、比較的お手軽な予算でクルマに乗りたい人は中古車を狙うという手があります。今回は、予算100万円前後から狙える、とても100万円以下とは思えない中古車を5車種ピックアップして紹介します。

憧れのプレミアムブランドも中古車であれば手が届く!?

 クルマ好きであれば、「いいクルマを安く買いたい」ものです。しかし、さまざまな事情により、新車の高級車に手が出せない人も多いのではないでしょうか。

 その点、中古車であれば、性能的には最新型に劣るものの、好きなモデルや憧れのブランドに手が届きやすいといえます。

 そこで今回は、予算100万円を目安に「ちょっと見栄が張れる」中古車を5台紹介します。

●ポルシェ「カイエン」(初代)

ポルシェ初代「カイエン」(957型)
ポルシェ初代「カイエン」(957型)

 世界有数のスポーツカーブランドとして、絶対的な人気を誇るポルシェ。そのポルシェが手がけた初のSUVとして、2002年に登場したのが「カイエン」です。

 それまではメルセデス・ベンツのゲレンデバーゲン(現在のGクラス)やレンジローバーなど数が少なかった高級SUVの分野に、カイエンは親会社であるフォルクスワーゲンの思惑もあって誕生したといわれています。なお、プラットフォームはVW「トゥアレグ」と共用しています。

 2002年デビューの初代は、全長4782mm×全幅1928mm×全高1699mmのボディに、4.5リッターV型8気筒、同ターボ、3.2リッターV型6気筒エンジンを搭載。

 当時のカイエンターボは450馬力というハイパワーモデルで、スポーツカーに匹敵する動力性能を持ちながら、本格的なオフロード性能も併せ持つオールラウンダーとして、日本だけでなく世界中で人気と注目を集めました。

 この初代の中古車ですが、2002年から2006年までが「955型」といわれる前期モデル、2006年から2010年まで生産されたマイナーチェンジ版が「957型」の後期モデルとして分類されています。

 2010年にフルモデルチェンジを果たした「カイエン」ですが、2代目からハイブリッドモデルも追加。2014年にはマイナーチェンジが実施され、内外装をリフレッシュしています。

 なお、現行モデルは2018年にデビューした3代目といった位置付けですが、その後にジャガーやアルファロメオ、マセラティなどの高級車ブランドがSUVを投入したのは、カイエンの大ヒットに影響されていることは間違いありません。

 カイエンの中古車市場ですが、2002年当時の新車価格で860万円した955型の初期モデルは50万円から探せるようですが、100万円前後の予算があれば2006年あたりの程度のいい955型、または957型が射程圏内となります。

 15年近く前のクルマとはいえ、そこはポルシェ。V型8気筒エンジンほどではないにしても、3.2リッターV型6気筒エンジン搭載モデルでも十分な動力性能と高い実用性を確保しています。

 見た目のデザインは洗練された現行モデルには劣るものの、ポルシェブランドという肩書きは見逃せないセールスポイントです。

●メルセデス・ベンツ「Eクラス」(先代・W212型)

 メルセデス・ベンツの中核を担い、日本でもっとも売れているミドルサイズモデルが「Eクラス」です。

 1985年に登場した「W124型」は、現在でも人気が高い名車として有名です。その後、楕円形の4灯ヘッドライトが印象的なW210型、W211型へと進化しましたが、中古車として狙い目なのは先代の「W212型」です。

 先代Eクラスは2009年にデビュー。それまで楕円形だったヘッドライトのデザインを、斜め四角型ともいえる水平基調的なデザインに一新しました。

 セダンは、全長4870mm×全幅1855mm×全高1470mmと風格を感じさせる十分なサイズに、1.8リッター直列4気筒ターボエンジンや3リッターV型6気筒エンジン、3.5リッターV型6気筒エンジン、5.5リッターや6.2リッターV型8気筒エンジンまで幅広いエンジンを搭載。

 この前期型の斜め四角型ヘッドライトが不評で、2013年のマイナーチェンジでは、現行モデルに通じる2灯タイプへ大幅にデザインを変更。Eクラス初のハイブリッドモデルとなる「E400 ハイブリッド(3.5リッターV型6気筒エンジン+モーター)」も設定されましたが、中古車として狙い目なのは前期型です。

 見た目のインパクトは「Eクラス史上もっとも地味」ですが、中身は間違いなくメルセデス・ベンツのミドルクラスで、ラグジュアリー感もバッチリです。

 前期型なら、2009年式で70万円以下から狙えます。10年以上前のモデルでも、現代のクルマに匹敵する動力性能と充実した装備。クリーンディーゼル搭載モデルも100万円前後から入手可能と、こちらもお手頃な価格です。

 人気の高いマイチェン後の後期型(2015年式)の中古車価格は160万円前後からとなっていますが、こちらも中身や年式を考えるとお求めやすくなっています。

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1件のコメント

  1. E250CGIは直噴のガソリンでW212ならE220ブルーテックとE350ブルーテックがディーゼルだね、確かにW212以前はE320CDIと言ったディーゼル明記だったので間違いやすいね。
    因みに記事にあるW124だけど確かにメルセデス魂が一番詰まった名車と言われてるけど乗るなら左ハンドルは最低条件だろうね。
    またクラスは上がるけどSクラスのW126も良いと思うな、特に正規輸入で左右ハンドルが選択できた300SEとかメンテナンスや税制の負担も軽く何よりも300SEならW124と然して変わらぬ車重も魅力だね。
    ただね、ベンツは末長く乗る根気がないと楽しめない車なので国産車のような乗り方の考え方は切り替えたほうがよいね

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