中古だったら100万円から狙える!? ちょっと見栄を張れる高級車5選

国産のプレミアムモデルも中古車であればお買い得!

●レクサス「LS」(4代目・国内では初代)

 高級車メーカーであるレクサスが誇るプレミアムサルーンが「LS」です。堂々とした存在感は、輸入高級車にも引けを取らないとことで非常に人気があります。

レクサス4代目「LS Fスポーツ」(北米仕様)
レクサス4代目「LS Fスポーツ」(北米仕様)

 もともとはバブル真っ只中に、トヨタが北米を主要マーケットとして立ち上げた高級ブランド「レクサス」のフラッグシップとして登場したLSは、当時日本で絶大な人気を誇ったトヨタ「セルシオ」をほぼそのまま販売していました。

 1994年に2代目、2000年に3代目へとモデルチェンジしましたが、あくまで「セルシオのレクサス版」という位置付けでした。

 しかし2006年に登場した4代目は、完全に独立化。専用のプラットフォームを採用し、全長5030mm-5190mm×全幅1875mm×全高1465mm-1475mmという風格漂うサイズのボディと、385馬力ものハイパワーを誇る4.6リッターV型8気筒エンジンを搭載。このモデルから「イヤーモデル」制を導入しました。

 ちなみに、2013年には「メジャーチェンジ」と名付けられた大幅なマイナーチェンジが施され、2017年に登場した現行モデルの5代目に通じる大型グリルが採用されました。

 中古車の相場は、4代目自体は初期モデル(2006年から)であれば50万円以下から狙えますが、さすがに古臭さを感じる部分もありそうです。そのため、2013年のメジャーチェンジ前の2010年式あたりが狙い目になるでしょう。

 装備が充実し、さらに4.6リッターという大排気量の国産車を、100万円前後で乗れる機会はそうそうないでしょう。

●日産「フーガ」(2代目・現行型)

 かつて、トヨタ「クラウン」のライバルとして人気だった日産「セドリック/グロリア」。その後継モデルとして2004年に登場したプレミアムサルーンが「フーガ」です。

 現行モデルは2009年に登場。2015年にマイナーチェンジが実施されましたが、11年も生産されているロングセラーモデルです。

 現行モデル(Y51型)のボディサイズは、全長4945mm×全幅1845mm×全高1510mmと、日本の道路事情にマッチしつつ、高級車としての存在感も十分。さらにセドリック/グロリアよりも流麗なクーペスタイルで、新時代のVIPカーとして注目されました。

 搭載されるエンジンは、3.7リッターV型6気筒と2.5リッターV型6気筒ですが、過去には4.5リッターV型8気筒エンジンが搭載されたこともありました。また、現在ではハイブリッドも設定しています。

 少し時代遅れとなった感じのあるフーガですが、中古車になると輝きを放ちます。11年も造り続けられている超ロングセラーモデルということもあり中古車のタマ数も豊富で、2009年や2010年などの初期モデルなら50万円以下から狙えます。

 また20インチのアルミやエアロなどを装着した中古車も多く、一時流行したVIPカーらしいカスタマイズを楽しみたい人にはぴったりの1台です。

●ホンダ「レジェンド」(4代目)

 ホンダの高級サルーンとして長い歴史を持つのが「レジェンド」です。

 デビューは1985年で、もともとは当時業務提携していたイギリスの「ブリティッシュ・レイランド(のちのローバー)」との共同開発により、北米で展開していたブランド「アキュラ」向けの専用車として開発。セダンだけでなく後にクーペもラインナップされました。

 国産としては初となる運転席SRSエアバッグやABSの設定や、FF世界初のトラクションコントロールなど、当時の最先端技術が投入されていました。

 その後、1990年に2代目(別名:スーパーレジェンド)ではセダンよりもクーペボディが人気を集めましたが、1996年の3代目でプレミアムサルーンとして原点回帰。

 時代はバブル崩壊で不況だったこともあり高級感を抑えた仕様となりましたが、そのどっちつかずの部分が市場では盛り上がらず、不人気モデルの烙印を押されてしまいます。

 その反省からか、2004年に登場した4代目は、大幅に動力性能を引き上げてスポーティ路線へとモデルチェンジしました。

 新開発の4WDシステム「SH-AWD」の採用や、国産では初となる280馬力自主規制超えの最高出力300馬力を誇る3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載するなど、高性能が自慢のスポーティなプレミアムサルーンでしたが、時代はミニバン全盛で、2012年に生産が終了しました。

 その後2015年に現行モデルとなる5代目が登場しましたが、中古車として狙うなら4代目モデルがオススメです。しかも狙うのは2008年にマイナーチェンジされた中期型でもなく、2010年にさらにマイナーチェンジされた4代目の後期型です。

 全長4985mm×全幅1845mm×全高1455mmのボディに3.7リッターまで拡大されたV型6気筒エンジンを搭載。駆動方式はAWD、現在でも楽々通用する走行性能と、いま見てもスタイリッシュなデザインで、見栄を張れるプレミアムセダンに仕上がっています。

 この先代レジェンドの後期型の中古車相場は、100万円から200万円未満で推移しており、かなりお値打ち度が高いモデルだといえます。

 また中古車としての流通量も少ないのが功を奏し、街で同じクルマと遭遇することも少なく、価格以上の満足感が得られます。

※ ※ ※

 安心を買うなら新車が1番ですが、1台ごとに状態が違う中古車探しは「トレジャーハンティング(お宝探し)」のような楽しさがあります。

 今回紹介したモデルは元々が高額なプレミアムモデルなので、修理代も高くなることがあります。故障を抱えた中古車を選ばないためにも、事前にチェックする知識と忍耐が必要だといえます。

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1件のコメント

  1. E250CGIは直噴のガソリンでW212ならE220ブルーテックとE350ブルーテックがディーゼルだね、確かにW212以前はE320CDIと言ったディーゼル明記だったので間違いやすいね。
    因みに記事にあるW124だけど確かにメルセデス魂が一番詰まった名車と言われてるけど乗るなら左ハンドルは最低条件だろうね。
    またクラスは上がるけどSクラスのW126も良いと思うな、特に正規輸入で左右ハンドルが選択できた300SEとかメンテナンスや税制の負担も軽く何よりも300SEならW124と然して変わらぬ車重も魅力だね。
    ただね、ベンツは末長く乗る根気がないと楽しめない車なので国産車のような乗り方の考え方は切り替えたほうがよいね

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