なぜいつも大渋滞? 有名渋滞スポット 無意識の速度低下が要因?
渋滞TOP5はどんなトコロなのか…
渋滞ランキングのTOP5は、どのような場所なのでしょうか。5位から順に見ていきましょう。
●5位:東名高速道路「横浜町田IC~海老名JCT(下り)」
東京都から神奈川県に向かう、東名高速道路の下り線、横浜町田~海老名JCTは、渋滞することで有名な区間です。
渋滞によって1時間を無駄にした人が、年間で何万人に上ったかをあらわす渋滞損失時間は、「108.4万人/時間」という単位で表され、影響を受けた人の内訳は以下のようになります。
もっとも多かったのは「約40km/hのノロノロ渋滞」で、79万人がこの影響を受けている結果となり、「交通集中渋滞」が17万人、「事故渋滞」が10万人、「工事渋滞」が0.5万人です。
●4位:東名高速道路「秦野中井IC~厚木IC上り)」
4位は、静岡から東京方面に向かう東名高速道路の上り線で、神奈川県の秦野中井IC~厚木ICの区間です。
神奈川県と山梨県にまたがる丹沢山地の裾野を走るこの区間は、渋滞損失時間126.5万人とされ、渋滞で1時間を無駄にした人が年間126.5万人/時間に上ったことになります。
内訳は「約40km/hのノロノロ渋滞」が52万人、「事故渋滞」が37万人、「交通集中渋滞」による影響が26万人、「工事渋滞」が1万人となっています。
●3位:東名高速道路「東名川崎IC~東京IC(上り)」
3位は、東名高速道路の上り線のゴール、神奈川県川崎市の東名川崎IC~東京IC区間です。
渋滞損失時間は138.6万人/時間で、その内訳は「交通集中渋滞」が92万人ともっとも多くの割合を占めています。次いで「約40km/hのノロノロ渋滞」が20万人、「事故渋滞」が18万人、「工事渋滞」が2万人となっています。
●2位:中央自動車道「調布IC~高井戸IC(上り)」
山梨県から東京へと繋がる中央自動車道の上り線、その最終区間である東京都内の調布IC~高井戸ICが2位となりました。
渋滞損失時間は161.2万人/時間で、その内訳は「交通集中渋滞」が105万人、「約40km/hのノロノロ渋滞」が26万人、「事故渋滞」が27万人、「工事渋滞」が3万人で、「交通集中渋滞」ではこの区間がもっとも多い結果となりました。
渋滞の長さは7.7kmと、3位の東名高速道路「東名川崎IC~東京IC」と変わりませんが、渋滞損失時間は22.6万人多くなっています。
●1位:東名高速道路「海老名JCT~横浜町田IC(上り)」
1位となったのは、神奈川県から東京都へ向かう、東名高速道路の上り線、海老名JCT~横浜町田ICです。
神奈川県海老名市から、横浜市緑区にまたがるこの区間は、渋滞することで有名な「大和トンネル」があります。
5位には同区間の下りがランクインしていましたが、上り線では、その先に3位の「東名川崎IC~東京IC区間」が控えており、下り線よりも激しい渋滞が発生しやすい条件が整っています。そのため、この区間は日本で一番の渋滞スポットとなっているのです。
渋滞損失時間は162.1万人/時間となり、影響を与えている渋滞の長さは2位の倍近い13.8kmとなっています。
影響を受けた人の内訳は、「約40km/hのノロノロ渋滞」がもっとも多く、63万人。「交通集中渋滞」が47万人、「事故渋滞」が40万人、「工事渋滞」が1万人となっています。
※ ※ ※
2020年のGWは、不要不急の外出自粛期間です。そのため、基本的には仕事などで往来する交通量に絞られるため、例年のような大渋滞は起きないとされています。
現時点で、緊急事態宣言は2020年5月6日までですが、その期間が延長されないように今一度、不要不急な外出を控えるようにしましょう。
コロナ前に仕込んでたネタなんだろうなー。
仕事で高速乗るけど渋滞してるとこなんてないがや。