打倒ジムニー!? ダイハツ新型タフトのライバルはハスラーじゃない! タフな軽SUVの魅力とは

後席は人が乗ることよりも倒して荷物をたくさん載せることを重視

 タフトの全高は1630mmでハスラーよりも50mm低いのですが、これは室内の絶対的な広さよりもパーソナル性を意識しているからと考えられます。そこが日常使いを重視するハスラーとタフトとの、わかりやすい違いといえるでしょう。

 ダイハツは、「一般的なスペース系のワゴンに比べてレジャー用途を求めるユーザーに向けているのがタフト」といいます。

後席を倒して荷物を満載できる
後席を倒して荷物を満載できる

 内装でもそれを感じる部分があります。ひとつがセンターコンソールの存在です。

 タフトは運転席と助手席の間にインパネから大きく張り出したセンターコンソールがありますが、これはハイトワゴンとして考えれば異例なこと。なぜならサイドウォークスルーという利便性を失うことになるからです。

 しかしメリットとして、運転席と助手席を区切ることで左右席のセパレート感や包まれ感を生みます。

 また、リアシートを前に倒したときの床面を徹底してフラットにしているのも特徴。これは後席を格納し、2人乗車でたっぷりの荷物を積んでキャンプに出掛けるなどの使い方を想定しているからです。

 鋭い人は気が付いたかもしれませんが、これも新型ジムニーと同じ考え方なのです。

 ところで、なかには「タフト」という名前がかつてダイハツで使われていた車名だということを知っている人もいるかもしれません。

 当時のタフトは、コンパクトなボディの本格的な四輪駆動車でした。新しいタフトはそのときのタフトほどハードなキャラクターではありません。

 しかしながら、実用性とアクティブな雰囲気を高い次元で両立した、ハスラーに比べて野性味の強いクルマだといえるでしょう。

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Writer: 工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。

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