スポーツカーも真っ青!? 今が狙い目のハイパワーセダン3選
日本の自動車市場でセダンの人気は昔とくらべて低下していますが、そのため新車では手が出せなかったようなモデルでも、中古車なら手が届きそうです。そこで、いまが狙い目の高性能なセダンを3車種ピックアップして紹介します。
高額な高性能セダンもいまなら手が届く!?
現在、SUVやミニバンの人気が続いていますが、そのためセダンの人気はかつてと比べて低下してしまいました。
メーカーとしては厳しい状況ですが、新車では手が出せなかったような高額なモデルでも、中古車なら手が届きそうです。
そこで、いまが狙い目の高性能なセダンを3車種ピックアップして紹介します。
●レクサス「IS F」
トヨタの高級車ブランドであるレクサスは2005年から日本でも展開され、当初のラインナップでエントリーモデルだったのが4ドアセダンの「IS」です。
北米などで販売されていた初代ISはトヨタ「アルテッツァ」と同一車でしたが、2代目からはレクサス専用に開発し、そして2007年に、このISをベースとした高性能モデルである「IS F」を追加ラインナップしました。
搭載されたエンジンはフラッグシップの「LS600h」に搭載されていた5リッターV型8気筒をベースに専用チューニングを施し、自然吸気ながら最高出力423馬力を発揮。
トランスミッションは「LS460」用の8速ATをベースとして、1速以外をほぼロックアップすることでDCTにせまるダイレクト感と変速速度を実現しています。
また、外装もIS F専用にワイドフェンダーとし、ボンネットが専用となりフロントフェイスも独自のデザインで差別化。
ブレーキやサスペンション、タイヤに至るまで専用設計され、後につづく「Fシリーズ」と同様に、サーキット走行まで考慮して仕立てられていました。
●日産「スカイライン 370GT」
現行モデルの日産「スカイライン」は3.5リッターハイブリッドと3リッターターボエンジンとなっていますが、2006年に登場した12代目スカイラインでは、シリーズ最大の3.7リッターモデルがラインナップされました。
2008年にマイナーチェンジで、それまで3.5リッターモデルのエンジンを3.7リッターV型6気筒エンジンに換装。最高出力330馬力を誇ります。
また、出力の向上とともにアクセルに対してレスポンスも向上し、大排気量自然吸気の醍醐味を味枠ことができました。
外観はフロントからリアまで流れるようなカーブを描く流麗なフォルムで、内装はプレミアムセダンにふさわしく、重厚かつ高い質感を実現。
シャシではフロントがダブルウィッシュボーン、リアはマルチリンクサスペンションを採用し、サスペンションアームやリンク類にアルミ素材を多用するなど、バネ下重量の徹底した軽量化と高剛性を両立しています。
さらに、「Type S」グレードには、鋭いステアリングフィールとフラットな乗り心地を融合させたスポーツチューンドサスペンションを設定するなど、スカイランとしての使命であるスポーティな走りを忘れていません。