トヨタ「RAV4」の勢いが止まらない! 世界販売1000万台超えの超人気SUVに!

現行モデルで5代目となるトヨタ「RAV4」は、1994年の登場以来、全世界で1000万台の販売を達成しました。

全世界でトヨタ「RAV4」の人気が止まらない!

 トヨタのSUV「RAV4」は、これまで5世代に渡って進化を続けてきましたが、2020年2月末における世界累計販売台数が1000万台を超えました。

2020年夏発売予定のトヨタ「RAV4 PHV」
2020年夏発売予定のトヨタ「RAV4 PHV」

 現行モデルの5代目は、2019年4月に登場。2019年のグローバルでの販売台数は96万5760台に達し、世界でもっとも売れたSUVになるとともに、乗用車全体の販売ランキングにおいても4位にランクインするなど販売が好調です。

 なかでも北米での販売が多く、53万5000台、欧州では13万3000台、中国では12万7000台を販売。

 日本では販売開始の4月から12月の販売が5万3965台となり、SUVナンバー1となっています。

 1994年3月のジュネーブモーターショーで初代RAV4が発表された際、新しいコンセプトを取り入れたRAV4が自動車市場をどのように変革するかを予想した人はほとんどいませんでした。

 初代RAV4は、1994年5月に乗用車をベースとしたクロスオーバーSUVとして登場。当時のSUVといえばオフローダーというイメージでしたが、RAV4はカジュアルに乗れるSUVとして人気を博します。「キムタク」こと木村拓哉氏がCMに出演したことも話題になりました。

 日本での発売を皮切りに、翌月には欧州、アフリカ、オーストラリア、南米で販売。北米では1996年1月にデビューしています。

 当初の北米での生産台数は月間4500台でしたが、初月に8000台のオーダーがあったことから生産量を倍増。現在に至るまで多くのユーザーに愛されたベストセラーカーに成長しました。

 その後RAV4は、世代を重ねるごとにサイズアップしていき、日本以上に海外でヒットモデルに成長します。トヨタは、変化するニーズや市場の好みに合わせて、スタイルやボディサイズ、機能などを改善したことも、RAV4の世界的な人気に拍車をかけます。

 たとえば、2代目まではスペアタイヤがバックドアに装備されていましたが、3代目からは搭載場所を変更してスタイリッシュな外観を実現。3ドアモデルについても3代目からは廃止され、5代目モデルではより広い室内空間を確保するなど、進化を積み重ねてきました。

 とくに北米での人気はすさまじく、4代目RAV4は2017年に現地で過去最多となる約41万台を販売し、「SUVナンバー1」と同時に「トヨタ車でナンバー1」にもなりました。

 日本では、2016年に3代目の販売が終了すると4代目の導入は見送られましたが、約3年ぶりに日本市場に復活。5代目モデルはタフなデザインに生まれ変わったことで人気を博し、前述のように2019年度はSUVトップに躍り出たのです。

※ ※ ※

 RAV4の進化は留まることを知らず、2020年夏にはプラグインハイブリッドモデルが追加設定される予定です。

 外観は通常モデルとは異なるデザインで、グロスブラックやクロムパーツを用いて上質感を演出。専用デザインの19インチホイールを装着することで、プレミアムな雰囲気としました。

 プラグインハイブリッドシステムは新開発で、2.5リッターエンジンにリチウムイオンバッテリーとモーターを大容量化して搭載。高出力を実現し、RAV4のハイブリッド仕様を84馬力上回る306馬力を発揮します。

 0-96km/hの加速性能は5.8秒となり、RAV4ハイブリッドの7.8秒よりも速いだけでなく、「トヨタブランドでは『スープラ』の次に速い」と北米トヨタのジャックホリス副社長はコメントしています。

 EV航続距離は約62km、燃費は約38.3km/Lと、動力性能と環境性能を両立しているのもRAV4プラグインハイブリッドの特徴です。

 新たな仕様を追加することで、世界的なRAV4人気がますます加速しそうです。

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