ポルシェは「N」でBMWは「★」 タイヤサイドに書かれた「メーカー承認タイヤ」はなにが違う?
タイヤ交換をする際は自分の求める性能をよく考えて選びたい
他のタイヤメーカーにも同じ質問を聞いた。
「基本的には、市販タイヤというのは純正タイヤが摩耗し、交換用タイヤとしてご使用いただくタイヤです。愛車の性能や乗り味、そして使用用途に応じて、お客様の好みやサイズを含め、幅広く選んでいただけるラインナップが特徴です。
一方、純正タイヤは新車購入時に自動車メーカーが標準装備しているタイヤで、1車種あたり複数のタイヤメーカーが採用されていたりします」(日本ミシュランタイヤ 広報担当)
「純正タイヤは、自動車メーカーの要求性能に応え、そのクルマとベストマッチするように専用設計されたタイヤです。多くの純正タイヤはクルマ開発の一環として(新車開発と同時に)テストされており、その目標性能は自動車メーカーが設定しています。
そして市販タイヤは、商品ブランドごとに静粛性重視やスポーツ走行重視など、それぞれ特徴を持っています。横浜ゴムが設定する性能目標にのっとり、幅広いカテゴリーの車両に装着できるように設計されています」(横浜ゴム 広報担当)
純正タイヤはその車両の性能を発揮できるようにつくられていて、市販タイヤでは幅広い車種に合うように設計・開発。ブランドによっては特徴を持たせたつくりになっているようだ。
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では、愛車のタイヤを交換したい場合、純正装着のタイヤが良いのか、あるいは市販されているタイヤの方が良いのだろうか。
ブリヂストンの広報担当は「2015年から『ちゃんと買い』というプロモーションをおこなっています。自分の愛車に装着していたタイヤよりも性能の低いタイヤを選ぶとクルマ本来の性能が発揮できなくなるので、純正装着タイヤを基準にタイヤを選んでいただきたいというものです。
具体的には、今よりも乗り心地をもっと良くしたい、雨の日でも安心して走りたい、そして燃費を良くしたいなどに合わせ、商品を選択していただけるものです。交換時にしっかりと自分の目的に合ったタイヤを選んでもらえることが重要です。もし、今お使いのタイヤに少しでもご不満があるようでしたら、販売店でご相談いただけたらと思います」とコメントした。
もちろん、これまで装着していた純正タイヤが良ければ、愛車を買ったカーディーラーで純正装着タイヤに交換することも可能だ。「いままで履いていた純正タイヤに満足されているようでしたら純正装着タイヤを、お客様の重視する性能やお好みがある場合は、その特徴をもった市販用タイヤをお勧めします」(横浜ゴム 広報担当)
二輪の世界だと常識みたいなもんだが新車時のタイヤの同銘柄を履いても耐久性がまったく違う。
同じタイヤは買えないのかって聞いたらラインから抜いてこない限り無理って言われたよ。
なんかおかしいよね。