韓国車が世界一!? 大型SUVキア「テルライド」 イカすデザインで爆誕
アメリカを知るデザイナーによってデザインされたテルライド
テルライドは、7名から8名が快適に乗車できる空間を持っています。搭載されるエンジンは3.8リッターV型6気筒自然吸気エンジンであり、最高出力は295馬力、最大トルクは36.1kg・mを発揮。
トランスミッションは8速ATが組み合わされ、約2トンの車体をスムーズに発進させ、駆動方式はAWDとFFが用意されています。
キアのWebサイトによれば、テルライドには「LX」「S」「EX」「SX」のグレードがあり、価格はそれぞれ、3万1890ドル、3万4290ドル、3万7290ドル、4万1790ドル。2020年4月9日現在のレートに換算すると、日本円で約347万1200円から454万9000円程度です。
なお、ランドクルーザーの北米価格は、8万5415ドル(約930万円)ですので、テルライドは高いコストパフォーマンスを誇ります。
また、近年のキアは、前衛的なデザインでも人気を掴んでいます。特徴的なヘッドライトやリアコンビネーションランプ、高級感を演出するクロームメッキパーツに代表されるこれらのデザインは、キア・アメリカでチーフデザイナーを務める、トム・カーンズ氏によって統括されました。
カーンズ氏は、もともとゼネラル・モーターズ出身であり、北米市場の嗜好を理解しているとされています。北米市場攻略を目論むキアにとっては最高の人材といえるでしょう。
内装も高級感のあふれるつくりとなっています。運転席から見えるハンドルや、各ボタン類は比較的シンプルにまとめられていますが、ウッドパネルとサテン仕上げのメッキパーツによって、質感が高められています。
センターコンソール上部には、横長の大型ディスプレイを備え、スマートフォンを多用するアメリカのユーザー向けに、Android AutoおよびApple CarPlayにも対応しています。
2列目は、ゆったりとしたスペースが確保され、3列目も子どもなら十分に乗車することができる空間が確保されています。
多くのライバルが存在するミドルサイズSUVというカテゴリーにおいて、エンジンスペックや室内空間だけで差別化は困難です。
テルライドは、必要十分なスペックを兼ね備えたいうえで、ライバルとは一線を画するデザインを手の届きやすい価格で実現していることが評価されたといえるでしょう。
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最激戦区であるミドルサイズSUV市場へと投入されたテルライドですが、2020年は、エクスプローラーやハイランダーのフルモデルチェンジが予定されています。
どちらも、プラットフォームから一新されるため、これまでよりも数段レベルアップして登場してくることでしょう。
テルライドが日本導入される可能性は低いですが、海の向こうでは、まだ見ぬ魅力的なSUVがひしめいているようです。
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