ガソリン価格が急落!? 10週連続で値下り なぜ安くなった?

安いうちにガソリンを「入れ溜め」するのはアリ?

 現在、日本全国で石油製品の下落が見られ、レギュラーガソリンは9週連続、軽油と灯油は8週連続で下落しています。

 普段、クルマを使用するユーザーのなかには「価格が安いうちにガソリンを満タンにしておこう」と考える人もいるかもしれません。

ガソリンが劣化することによってエンジントラブルになる可能性も
ガソリンが劣化することによってエンジントラブルになる可能性も

 実際に、2011年3月11日の東日本大震災では、ガソリンが無くなる前に入れておこうと、ガソリンスタンドにはクルマの行列ができました。

 しかし、頻繁にクルマに乗らない場合や、頻繁な給油を必要としないクルマの場合は、悪影響となる可能性もあるため注意が必要です。

 ガソリンは長期間放置すると変質してしまいます。これは、ガソリンの成分に含まれる「アルケン」が酸化することによって起こるといわれています。

 とくに、ハイブリッド車や、エンジンで発電するタイプの電気自動車において、近距離での利用が中心の場合は、ガソリンの消費量が少ないことがあります。

 クルマの使い方や乗り方によっては、長期間ガソリンを入れっぱなしにしてしまうことになり、ガソリンの劣化を招いてしまいます。

 劣化したガソリンがただちにクルマに悪影響を及ぼすことはないとされていますが、クルマにとってより良いコンディションを保つためにも「ガソリンは必要に応じて給油する」ことを心がけた方が良いでしょう。

【画像】ガス欠はエンジンに深刻なダメージを与えることも!(12枚)

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