「日本1周は何日掛かる?」 車でひたすら走ったら… 燃料代はどのくらい?
マイカーやレンタカーで日本を一周してみたいと思ったとき、気になるのは「日数」と「燃料代」です。そこで、実際に日本一周をするとしたらどれくらいの日数と燃料代が必要となるのか計算してみました。
自宅で日本を最短距離で一周!
全国的にも不要不急の外出を自粛する動きが2月半ば頃から出ています。週末にクルマで出掛けたいという人も最近では出掛けられなくなっていますが、そんなときに「バーチャル日本1周」はどうでしょうか。
そこで、日本をできるだけ最短距離で一周をするとしたらどれくらいの日数と燃料代が必要となるのか、計算してみました。
バーチャル日本1周に選んだクルマは、2019年にもっとも売れたコンパクトカーの日産「ノート」と、ミニバンNo.1に輝いたトヨタ「シエンタ」です。
ノートは、e-POWER搭載車のなかでもっとも価格が低価格な「e-POWER S」。シエンタは燃費もよく快適装備の多いハイブリッド車の「G Cuero」を選択します。
両車は、東京・日本橋から太平洋沿いに九州最南端・佐多岬を目指し、日本海側から北海道へと渡って宗谷岬に到着後、ゴールである日本橋へと戻るルートを辿っていきます。
ガソリンは満タン、燃費はカタログにあるJC08モードを参考にし、ガソリン価格は資源エネルギー庁が発表した2020年3月30日時点の店頭現金小売価格である136円(レギュラーガソリン)を基準として、日本橋を出発します。
最初に目指す佐多岬は、東京都中央区の日本橋から各地の高速道路を繋いで約1466kmの距離です。所要時間は約18時間となりますが、実際に18時間走り続けることは体力・集中力の面から厳しい目標となります。そのため、最初のゴールは九州・福岡県「博多駅」としてみましょう。
●1日目(日本橋 ⇒ 博多駅)
日本橋から博多駅まで、東名高速などを使い、約1100kmの道のりを2台は約13時間で走り切ります。
ノートの燃料タンク容量は35L、JC08モード燃費が37.2 km/Lとなるため、約1300kmの走行が可能です。シエンタの燃料タンク容量は42L、JC08モード燃費28.8km/Lとなり、約1210kmは走行できるため、カタログ数値上ではどちらも無給油で日本橋から博多駅まで行ける計算となります。
燃料代は、ノートがおよそ5L残していたため、30Lの給油となり4080円。シエンタはおよそ4L残していたため、38Lの給油で5168円となりました。
●2日目(博多駅 ⇒ 佐多岬 ⇒ 山口駅)
2日目、ノートとシエンタは、九州最南端・佐多岬を目指して出発します。
博多駅から佐多岬までは、九州自動車道を南下して約5時間の道のりです。佐多岬到着後、今度は来た道を戻り、本州・山口県山口駅まで7時間をかけて向かいます。
2日目の全行程は、博多駅から佐多岬の約390km、佐多岬から山口駅の約535kmを合わせ、925kmとなりました。
ここから先、ノートとシエンタが互いにどれくらい燃料代がかかったのかは、日本橋へゴールをしてから答え合わせしてみましょう。2台の旅はまだまだ続きます。
●3日目(山口駅 ⇒ 新潟駅)
3日目は、1日目の走行距離に相当する約1030km、山口駅から新潟県の新潟駅までの距離を12時間で走破します。
通るのは、中国自動車道から北陸自動車道を辿るルートです。山口県から兵庫県まで繋がる中国自動車道は、険しい中国山地に沿って作られたカーブの多い道路です。
岡山県内には、カーブの半径が200mに及ぶ「R=200」という急カーブもあり、実際に走行する場合は注意が必要なルートです。
カタログ燃費で記事書くって
メディアとしてどういうつもり何でしょうか
シミュレーションでもそんな数字で計算しませんよ