打倒「N-BOX」に向けダイハツが軽SUV投入!? 新型「タフト」は軽市場をどうかき乱す?

新型タフトとN-BOX、荷室の使い勝手の違いは?

 次に、内装を比較します。ダイハツは新型タフトの内装の詳細を4月3日時点で明らかにしていませんが、コンセプトモデルの内装は既に公開されています。

 タフトコンセプトの内装は、外観同様に直線基調のデザインが採用され、そこにオレンジ色の加飾がアクセントとなっているデザインです。

 インパネの操作類を見ると、電動パーキングブレーキとブレーキホールド機能が搭載されていることがわかるほか、大型ディスプレイを装備。また、インパネシフト横という手の届きやすい位置に充電ソケットが用意されており、使い勝手の良さが光ります。

 また、ガラスルーフの設定が予告されており、実際の広さ以上の開放感を味わうことができます。

後席の座面を跳ね上げることができるホンダ「N-BOX」
後席の座面を跳ね上げることができるホンダ「N-BOX」

 一方、N-BOXの内装は、直線基調ではなく角の取れたデザインで、ミニバンを思わせる質感の高さが特徴です。また、インパネシフト横に充電ソケットが付いている点はタフトコンセプトと共通しています。こうしたところで、新型タフトが売れ筋モデルを研究した跡が見てとれます。

 荷室を比較すると、新型タフト(タフトコンセプト)の荷室に関する詳細は公表されていないものの、シートを倒したときにフラットになるのが特徴です。

 テールゲート開口部は四角く、さらにタイヤハウスの張り出しも抑えられているので、使い勝手の良さを予感させる仕様です。

 一方、N-BOXの荷室は27インチ自転車も積載できる積載性や、後席の座面を跳ね上げて背の高い荷物を積載できるトールモードの設定など、広さと使い勝手の両立が特徴ですが、シートを倒したときには小さな段差ができます。

 最後に、搭載されるパワートレインを比較します。

 タフトコンセプトで公表されたのは、660ccターボエンジンにCVTの組み合わせ、駆動方式は2WDという内容です。しかし、6月に発売される新型タフトには、自然吸気エンジンや4WDモデルも設定されることが予想されます。

 N-BOXに設定されるのは、660ccの自然吸気/ターボエンジンでCVTが組み合わされ、それぞれに2WDと4WDが用意されます。

 ロングストローク化とVTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)+VTC(連続可変バルブタイミング・コントロール機構)の採用により、低燃費と高出力化を両立。レースシーンで培われた技術を投入したと、ホンダは説明しています。

※ ※ ※

 N-BOXの価格(消費税込)は、141万1300円から212万9600円です。一方、新型タフトは価格が発表される前に事前予約がスタートしました。

 価格設定は軽自動車の商品力を大きく左右するので、この点も含め、新型タフトがどのような一手を打つのか、注目されます。

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Writer: くるまのニュース編集部

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