海外で生き残ったモデルがある!? 日本で売っていない高性能車5選
日本では絶滅危惧種のコンパクトクーペとは!?
●インフィニティ「Q60 RED SPORT 400」
日産が海外で展開している高級車ブランドのインフィニティにラインナップされている「Q60」は、かつて日本でも販売していた「スカイラインクーペ」の後継車です。
なかでも、2020年モデルに設定されている「Q60 RED SPORT 400」は、最高出力400馬力(米国値)を発揮する3リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載するハイパフォーマンスモデルとなっています。
さらに4WDモデルも設定され、タイヤのスリップを検知すると4輪すべてに必要なパワーを伝達し、グリップを取り戻すと100%のパワーをリアホイールに送ることで、FR車のような素直なステアリング特性と高い運動性能を発揮。
また、革新的なパフォーマンスと乗り心地の理想的なバランスを実現したサスペンションは、快適さを優先するモードとスポーツドライビングに適したモードを、ドライバーのスイッチ操作で切り替えることが可能です。
国内のスカイラインと同様に、あらゆる路面で安定したハンドリングを維持する「ダイレクトアダプティブステアリングシステム」も備えています。
Q60はセダンと共通するイメージのスポーティかつラグジュアリーな内外装に加え、最新の先進技術を搭載した、大人のための贅沢なクーペです。
●ホンダ「シビック Siクーペ」
1972年にデビューしたホンダ「シビック」は1975年モデルからアメリカにも輸出され、排出ガス浄化技術「CVCC」の採用により燃費の良い低公害車として大ヒットしました。
そして、2019年に発売された北米仕様の2020年モデルには、日本未導入のスタイリッシュな2ドアクーペの高性能版である「シビック Siクーペ」をラインナップ。
専用のエアロパーツや特徴的な多角形型のセンターマフラーの採用に、マットブラックの18インチアルミホイールとハイパフォーマンスタイヤなどが装着され、スポーティさを一層際立たせています。
搭載されるエンジンは、最高出力205馬力(米国値)を誇る1.5リッター直列4気筒ターボで、トランスミッションはショートストロークの6速MTのみという硬派な設定です。
また、アクティブダンパーを採用したサスペンションにクイックレシオのステアリング、ヘリカルLSDなどを装備することで、運動性能をさらに強化しています。
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今回、紹介した5車種はどれも簡単に手に入らないので海外が羨ましくなりますが、逆のパターンもあります。
たとえば、かつてシビックタイプRは日本専売だったため、アメリカのカーガイからは羨望の的になり、ほかには三菱「ランサーエボリューション」も当初は輸出されていませんでした。
その最たるモデルが日産「スカイラインGT-R」で、いまではかなりの数の中古車が海を渡っています。
国は違っても、高性能なモデルに憧れる車好きの気質は変わらないようです。
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