普通じゃツマラナイ!? TOM’Sセンチュリー 絶妙なボーダーラインとは

思わず「おおっ!」といいたくなるチューニングの中身とは

 ここまで読めば、以後の展開は容易に想像出来ることでしょう。現在、センチュリーをドレスアップしてノーマルを超えるブランドイメージにしようとしたら、長年に渡りトヨタ車でレースなどやってきたTOM’Sしかありません。

内装は自分好みに仕上げられる「TOM'Sセンチュリー」
内装は自分好みに仕上げられる「TOM'Sセンチュリー」

 ユーザーからしても、TOM’Sが手掛けたセンチュリーのドレアップカーが3000万円なら十分納得できるということです。

 長い前置きになりましたが、TOM’Sセンチュリーの変更点は、「独自開発のエキゾーストシステムとスロットルレスポンスの向上」、「バンパーやリアスポイラーでドレスアップ」、「フルオーダーメイドのインテリア」、「19インチのレグノ+アルミホイール」といった内容。

 もっともインパクトあるのがエクステリアだと思います。そもそもシルバーメタリックというボディカラーが目立つ。

「おおっ!」と見ると、前から見たらエアロバンパー。後方から見ると4本出しのエキゾーストと、小さいながらもリアスポイラーが良い味を出してます。

 あまり派手ではないけれど、確実に「あらら?」。もちろんスポーティなホイールだってけっこうなインパクトがあります。これ以上やったらヤボになるというギリギリの線かと。

 興味深いのがホイール。オートサロン出展車は21インチを履いていたけれど、今回見たら19インチ。理由を聞いてみたら「21インチだとセンチュリーの良さが無くなってしまいます」。

 このあたりの「節制」こそTOM’Sの味だと思う。排気音だってノーマルと確実に違うが、かといって下品な音や音量じゃなく、適度に気持ち良いです。

 インテリアはチョイスしたヒトの趣味が反映されることだろう。明るい色を使った試乗車のインテリアは写真で判断して欲しい。

 ステッチの組み合わせや色合いでイメージはググッと変わってくるのではないでしょうか。「私も興味ある」というなら、ぜひTOM’Sに問合せしてみてはどうでしょう。

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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