戦国時代が海外で人気!? 純和風な名前の日本車3選

響きは良いけどクルマのキャラクターと合う!?

●三菱「ショーグン」

「ショーグン」という名前の響きがカッコイイ!?
「ショーグン」という名前の響きがカッコイイ!?

 1982年に登場した三菱「パジェロ」は、同車の「ジープ」並の悪路走破性能ながら、乗用車に近い使い勝手の良さのあるSUVとして開発されたモデルです。

 過酷な自動車競技として知られる「パリ・ダカールラリー」に出場し、優勝を含む好成績を残したことで海外でも人気が高く、日本を代表するSUVの1台となりました。

 そのパジェロは、各国に合わせた車名が与えられていましたが、イギリスで販売されたパジェロは「ショーグン(SHOGUN)」と名付けられ、2代目パジェロのラダーフレームをベースにしたミッドサイズSUVの「チャレンジャー」は「ショーグンスポーツ」の名で販売。

 1980年にアメリカで放送されたドラマ「SHOGUN」が大ヒットしたこともあって、その響きや知名度から採用に至ったのではないでしょうか。

 なお、現在ショーグンはイギリスでの販売を終えていますが、ショーグンスポーツ(他国ではパジェロスポーツ)は継続して販売されています。

※ ※ ※

 文化や習慣の違いがあるため、海外と日本で車名を変えることは珍しくありません。

 たとえば三菱「ミラージュ」の海外名は「コルト」、トヨタ「ヴィッツ」の海外名は「ヤリス」で販売され、逆に輸入車では日本専用の車名もあり、ルノー「クリオ」は日本では「ルーテシア」で販売しています。

 一方で、マツダのようにグローバルで車名を統一する動きもあり、前出のヴィッツもヤリスに統一されました。

 長く使われる車名は優れたネーミングといえますが、どうしても古さは否めなくなるので、海外の名前と統一することは若返りの一環なのかもしれません。

【画像】「サムライ」「ショーグン」!? ユニークすぎる名前のクルマたち(15枚)

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Writer: くるまのニュース編集部

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