男女で違う? クルマ選びで重視するのは「憧れ」? それとも「実用性」?
男女の違いは、クルマの選び方にも表れるのでしょうか。どのようなポイントを重視してクルマを購入したのか、男性・女性それぞれに聞いてみました。
男性は実用性よりスタイリングにこだわる傾向アリ!?
クルマにはさまざまなスタイルやデザインがあり、生活環境や家族構成、使用用途など、自分が求めるニーズを満たすクルマを購入する人が多いです。
内閣府が2018年に発表した「運転免許保有者数および運転免許試験の実施状況」によると、2017年度の運転免許保有者数は約8225万人にのぼります。
男性が約4513万人、女性は約3712万人、比率は男性が54.9%、女性が45.1%と、保有状況における男女差はあまり見られないといえるでしょう。これは、以前と比べて運転免許が取得しやすくなったことが大きな要因だと考えられます。
公認教習所での教習による実技試験の免除やAT限定免許による運転の簡素化なども影響していると思いますが、何より「男性だから・女性だから」といった基準で判断することなく、「自分で運転したいから」「就職に有利だから」「身分証代わりに」といった理由で免許を取得する人が増えたと推測できます。
運転免許の保有率は男女差がない状況だといえますが、クルマ選びについてはどうでしょうか。クルマを選ぶときに重視するポイントに男女の違いがあるのか、調査してみました。
まずは男性に意見を聞きました。
都内で美容師として働く佐藤さん(20代後半・男性)は、実用性より見た目や雰囲気を重視し、免許を取得してから数年経って初めて購入したクルマはシボレー「マリブワゴン」です。排気量は5リッターでありながら3ATという、エコカーとは真逆のクルマを選択しました。
「昔からアメリカンなモノが大好きでした。オールドアメリカンなクルマは、大きくてドロドロうるさいけど、それが逆に好きだったのです。また趣味でDJもしているので、最近のエコカーでは自分にマッチしないかなと思って、流行を超えた雰囲気にも惹かれて購入しました」(佐藤さん)
以前は、実家にある国産車にも乗っていたそうですが、何か物足りなさを感じていたそうです。
「マリブワゴンの燃費は2km/Lですし、安全装備も付いてないし、乗り心地もフワフワだし。でもその不具合も含めて楽しんでいます」(佐藤さん)
ただし、次はもう少し実用的なクルマを検討中らしく、コンパクトなドイツ車か、少し古めの国産スポーツカーが欲しいといいます
次に話を聞いたのは、40代後半のエディトリアルデザイナーのさかせがわさん。2人の子どもを持つパパが選んだ愛車は、ミニ「クラブマン」の初期型の3ドアモデルです。いったいどんなところを重視して、このクルマを選んだのでしょうか。
「昔からクルマ雑誌のデザインを手がけてきていますが、やっぱりスタイリングがいいクルマに惹かれます。いまの愛車であるクラブマンも一目惚れです。3ドアで家族で乗るのは少々不便ですが、実用性はどうにでもなるだろうって思い切って買いました」
実際、ハッチバックのミニよりは多少荷物が積めるものの、実際はあまり荷室が広くないそうです。それでも狭いなりに家族全員で荷物もいっぱい積んで、キャンプに行くのが楽しいといいます。
「あまり威圧的でなく、かつラインがきれいなクルマが好きです。5ドアのほうが使い勝手はいいのでしょうが、子どもがまだ小さいので3ドアでも大丈夫です。ルーフキャリアも装着したのでラゲッジの狭さもカバーできています」(さかせがわさん)
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男性のクルマ選びは、自分の好きなポイントがあって、それが第一条件になっているようです。
とくに見た目やデザインに対するこだわりが強く、実用性は「あればラッキー」というレベル。男性は、クルマに「憧れ」や「格好良さ」を求める傾向が強いといえるのではないでしょうか。
車単体で選んでる乗り手なんて居るのか?
男女で分ける必要性がわからないし、データがあるならそれをグラフなりで示してないのもわからない…。
偏りが見られるというより、偏りしかないのですが。
この記事を基にしたら、独り身でミニバンを所有してる男性や親御さんを乗せる事も考慮して現行シビックタイプRを購入した女性はどの様にカテゴライズされるのでしょうね。
もちろんこれも偏ったものですが。