高級車は「家が建てられる」ほど高い… ベントレー&AMGではどんな家が買えるのか
東京では手が出ない! でも、地方なら買い放題?
約3700万円のミュルザンヌ、約2100万円のAMG G63も首都圏では太刀打ちできませんでしたが、それ以外の地域ではどうでしょうか。
戸建て物件だけではなく、新築・中古マンションにも幅を広げて見ていきましょう。
京都府京都市では、2LDKの新築マンションが2500万円、1Kの中古マンションが1500万円で購入可能です。新築戸建物件では、4LDKが1980万円からあり、東京ではミュルザンヌの価格でも新築物件は1LDKや1SLDKだったので、京都では選択肢の幅が広がりました。
東京オリンピックのマラソン開催地となった北海道札幌市では、新築戸建物件の最低価格が1LDKで2280万円となり、AMG G63に近い価格です。一方で中古戸建物件になると1000万円を切る物件が複数あり、中古マンションも500万円以下の物件が多数あります。
また、札幌市の中古マンションの中には、120万円という価格の物件もあります。これは、2020年2月にもっとも売れた軽自動車である、ホンダ「N-BOX」でエントリーグレード(141万1300円)を下回る価格です。
「高級車は家が建てられる」といいますが、新築や戸建てにこだわらなければ、軽自動車と変わらない金額で物件を購入することもできるようです。
しかし、資産家や経営者といった一部のエグゼクティブ以外の人にとっては、家はもちろん、クルマでさえ人生のなかでは大きな買い物です。
ミュルザンヌやAMG G63のような、家の価格を超えるクルマの乗り心地や世界観を体験するチャンスはおいそれと巡ってくるものではありません。
もし機会に恵まれたときには、「東京23区内都心に家が買えるクルマの乗り心地」を確かめてみるのも良いかもしれません。
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