なぜホンダ「N-BOX」は売れ続ける? オーナーが本音で語る良いところ・悪いところ
カスタムの迫力のあるフロントフェイスは意外と女性にも人気
●不動産会社勤務:Aさん(30代女性・茨城)
茨城県在住で不動産会社に勤務するAさんは、茨城県は電車よりもクルマ移動が多い土地柄とのことで、クルマは一家に1台ではなく、個人に1台ずつというケースも多いそうです。

平日は通勤に使用し、週末は子どもと一緒に買い物に出かけることも多いAさんが、迫力のある見た目の良さに惹かれて購入したのはカスタムのターボ(ホンダセンシング)2WDです。
「N-BOXはとにかく車内が広くて、子どもなら立ったまま着替えられるところが便利です。また、フロアが低いので、小さい子どもや高齢の両親も乗り降りしやすいです。
ちょっと残念なところは、ターボ車なので燃費は期待していなかったとはいえ、思ったより伸びなかったことです。また、自分よりも背が高いので、洗車でルーフを洗うのが大変です」
Aさんは、これまでにも軽自動車に乗っていて、N-BOXは3台目になるそうです。いままで乗ってきたハイトワゴンよりも広い室内に惹かれて、N-BOXを購入しました。
N-BOXの室内高は1400mmもあり、小学生程度なら立ったまま着替えできる室内高で、子どもからも評判はいいとのことです。
また、カスタムのシャープで迫力のあるフロントマスクは、ノーマルのN-BOXではシンプル過ぎると感じるユーザーにはぴったりで、大型スーパーなどの駐車場でも見つけやすそうです。
燃費性能が不満とはいえ、エコドライブを意識せず、またエアコンをフル稼働させても17km/L前後を記録しているとのことなので、実際はかなり低燃費ともいえます。
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N-BOXのオーナーは、車内の広さに惹かれて購入したケースが多く、走行性能より車内の快適性を挙げる人が多かったです。
また今回話を聞いたオーナーは、普通車から初めて軽自動車に乗り換えた人もいましたが、不都合を感じる機会はほとんどないとのことでした。
長距離を走るユーザーはパワー不足を感じるかもしれませんが、リアシートの広さ、乗り降りしやすいフロアの低さなど、完成度が高い軽自動車としてN-BOXが売れているのも納得できます。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。
































