新型コロナ対策にマイカー通勤が有効? 社員を守る各社の取り組みとは
クルマ通勤をしたいけれど首都高が怖い? 初心者でも安全に走るコツとは
新型コロナウィルス対策と銘打っているわけではありませんが、カーシェア大手のタイムズカーシェアは3月6日から4月1日までの期間限定で「夜のドライブ応援企画」と題したサービスを開始しました。
これは同社の「ナイトパック(18時から翌朝9時)」を一律料金で利用できるというもの。通常の「ナイトパック」も18時から翌朝9時と、利用時間や予約方法は同じですが、注目すべきはその料金です。
通常の場合、利用料金は車両クラスによってベーシック(2640円)、ミドル(3960円)、プレミアム(5280円)と3段階の価格設定ですが、「夜のドライブ応援企画」では全クラス一律500円(ガソリン代込み)という破格の料金設定になっています。
ナイトパックは利用開始時からの走行距離に対して距離料金16円/km がかかるので、例えば会社と家の往復で40km走行した場合には、40km×16円で640円のプラスとなります。
18時から翌朝9時であれば会社の帰りから翌朝の出勤をカバーできる時間となるため、会社の行き帰りをクルマで移動したい人には便利でお得なサービスになるでしょう。
なお、自宅に駐車場がない場合は、近所のコインパーキングを利用するのがおススメ。多くの場合夜間(20時から翌8時など)は割安な料金に設定されています。
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クルマ通勤を会社が推奨していて、公共交通機関より感染症予防の安全度が高いとはわかっていても、ふだんクルマ通勤をしない人にとってはハードルが高いと感じることもあるでしょう。
実際、首都高を良く利用するユーザーからは「2月中旬頃から『わ』ナンバー(レンタカーやカーシェアのクルマ)を見かける機会がとても増えた。慣れないからか、急に車線変更をしたり、出入口で戸惑っていたり、危険な状況が増えている」という声もSNSを通じて出ているようです。
そこで、首都高初心者に向けて、首都高速道路株式会社経営企画部広報課から、初めてでも怖くない、首都高の走り方を教えていただきました。
「首都高は、事前準備をしっかりやっておけばスムーズに走ることができます。まずは、移動にかかるドライブの全体ルートを決定します。どの出入口が近いのか、目的地の出入口はどこか、などを調べておきましょう。
次におこなうことは、路線番号とジャンクションの確認です。首都高には路線ごとに記号や番号がついています。路線番号は案内標識にも用いられるなど、首都高を運転する際にとても重要です。路線番号を事前に覚えておくことでスムーズに走ることができます。
首都高ドライバーズサイトの料金やルート検索を使えば、入口と出口を選択するだけで、どのようなルートで目的地にどれくらいの時間で向かうことができるのか、過去の統計データに基づいた所要時間が表示されます」
事前準備をしっかりおこなっておけば慣れない首都高も不安な思いをすることなく利用できそうです。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
車のニュースの記者は、サザエさんの視すぎw