【ヤリス&フィットの受注好調!】 車離れなんて関係なく売れるワケ

受注好調で…どのグレードが人気?

 新型ヤリスと新型フィットが共に受注好調な要因とは、なんなのでしょうか。

「カメラとセンサーによって歩行者などを検知すると自動で衝突被害軽減システムなどが作動する(ホンダ・フィット)」
「カメラとセンサーによって歩行者などを検知すると自動で衝突被害軽減システムなどが作動する(ホンダ・フィット)」

 新型ヤリスは、前身の「ヴィッツ」から一新し、アクティブで躍動感のあるデザインを採用。パワートレインは、1リッターガソリン、1.5リッターガソリン、1.5リッターハイブリッドの3種類をラインナップしています。

 とくにハイブリッド車「HYBRID X」グレードのWLTCモード燃費は、36.0km/Lというクラス世界トップレベルを実現。

 また、トヨタ初となる高度駐車支援システム「Toyota Teammate[Advanced Park(パノラミックビューモニター機能付)]」や、交差点右折時の対向直進車・右左折後の横断歩行者も検知対象とした最新の「トヨタセーフティセンス」など、高い安全支援機能が好評のようです。

 グレード別の受注は、中間グレード「Z」、上級グレード「G」ともに約30%、また、ハイブリッド車を選択する人は約45%に及びます。

 人気のオプションは、「バックガイドモニター」が約70%(HYBRID Z、HYBRID Gは標準装備)、インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]が約50%(X“B package”、MT車除く)と、安全装備を装着するユーザーが多いようです。

 一方、新型フィットのもっとも人気があるグレードはホームとなり、全体の46%と半数近くを占め、ベーシック(20%)、リュクス(15%)、クロスター(14%)、ネス(6%)と続きます。

 新型フィットの売れ行きについて、ホンダ広報部は次のように話します。

「新型フィット全体としては、衝突安全性能や予防安全性能の高さやデザインが評価され選ばれています。

 そのなかでも『ホーム』が選ばれている理由は、シンプルさをキープしつつ、コンビシートなどの装備の質の良さに加え、標準装備が多いことから、価格以上の価値を感じていただいているようです」

 受注購入者の多くがハイブリッドモデル「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を選択しており、全体の72%にも及ぶといいます。

 また、新型フィットでは、細いピラーと水平・直線基調のインストルメントパネルなど、ドライバーの死角を減らす安心感のある心地よい視界を提供。

 さらには、ホンダ初採用となる樹脂製マットで支えるボディースタビライジングシートなど、長距離ドライブでも疲れにくい快適な座り心地といった「さまざまな心地よさ」をコンセプトに開発されました。

※ ※ ※

 新型ヤリスには、ラリーなどのモータスポーツでの展開を視野に入れた「GRヤリス」が2020年夏頃発売が予定されています。

 新型フィットでは、ホンダの純正アクセサリーなどを手掛けるホンダアクセスや、無限ではスポーティな外観デザインを手に入れられるカスタムパーツが展開されています。

 ライフスタイルが多様化するなかで、コンパクトカーという日常使いにとって重要な燃費性能や安全・快適性能を向上させつつ、個性を出している部分が売れる訳なのかもしれません。

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