いま復活なら人気車に!? すでに消えていった惜しいSUV3選
ちょうどいいサイズの三菱製SUVとは!?
●三菱「パジェロイオ」
2019年に国内向けの生産を終えた三菱の本格クロスカントリー4WD車「パジェロ」は、RVブームをけん引して一時代を築いた名車です。
このパジェロに、かつて弟分ともいえる「パジェロミニ」「パジェロジュニア」がラインナップされていました。
パジェロジュニアは軽自動車のパジェロミニをベースとしたモデルで、登録車ながら3ドアの4人乗りという点が弱点でした。
そのため、後継車として1998年に発売されたのが「パジェロイオ」で、発売当初は3ドア4人乗りのみでしたが、すぐに5ドア5人乗りが追加でラインナップされます。
シャシは専用に設計され、搭載されたエンジンは当初、全グレードが1.8リッター直列4気筒でしたが、後に2リッターと1.8リッターターボが設定され、トランスミッションも4速ATのみでしたが5速MTが追加されました。
ドライブトレインにはパジェロで採用されていた「スーパーセレクト4WD」をベースに、軽量、小型化を図ったビスカスカップリング式フルタイム4WDシステム「スーパーセレクト4WD-i」を搭載。
このシステムはフルタイム4WDモードを含めた4つのモードが選択可能で、道を選ばないオールラウンダーとして一定の人気を獲得します。
しかし、5ナンバー枠に収まる手頃なサイズと、100万円台後半から200万円台前半という戦略的な価格設定にも関わらず、徐々に販売が低迷。フルモデルチェンジすることなく、2007年に生産を終了しました。
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SUVというジャンルは、ミニバンと同じく定番化したといえます。
直近では2019年11月にコンパクトSUVのダイハツ「ロッキー」、トヨタ「ライズ」が発売されましたが、ライバルの隙間を狙った車格が功を奏し販売は絶好調です。
今後もSUVのラインナップが増えることが予想されますが、飽和した市場ではロッキー/ライズのように他が出していないようなモデルでないと、厳しいかもしれません。
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