今見てもほれぼれするデザイン! 色褪せない魅力がある車5選

クルマのデザインは時代によって移り変わりますが、なかには生産終了から時間が経っても、変わらない魅力を保っているモデルがあります。そこで、現在でも通用するような優れたデザインの絶版車を5車種ピックアップして紹介します。

陳腐化していない優れたデザインのクルマとは

 デザインに正解はないといわれますが、優れたデザインというのは、長く使われても色褪せない魅力を保っていることではないでしょうか。

優れたデザインのクルマは月日が経っても魅力的
優れたデザインのクルマは月日が経っても魅力的

 クルマの場合は、デザインされた時代の流行などを取り入れているケースがありますが、時間が経つと陳腐化してしまうことになりかねません。

 一方で、どんなに時間が経っても美しさが衰えないようなクルマも存在します。そこで、現在でも通用するような優れたデザインの絶版車を5車種ピックアップして紹介します。

●日産「フェアレディZ」

それまでのイメージを大きく変えた4代目「フェアレディZ」
それまでのイメージを大きく変えた4代目「フェアレディZ」

 日産は1980年代に『1990年までに走りにおいて世界一を狙う』というスローガンを掲げ、これを「901活動」と名付け、プロジェクトをスタートさせました。

 そして901活動の実現に向け、北米市場を担当したのが4代目「フェアレディZ」です。

 4代目フェアレディZは1989年に発売され、それまでのロングノーズ・ショートデッキという古典的スポーツカーのフォルムを捨て、ワイド&ローな新世代のスポーツカーといえる姿へ変貌しました。

 ボディは2シーターと4シーターの2タイプで、どちらも巧みにデザインされており、一見すると区別できないほど自然なフォルムです。

 また、内装も洗練され、ドライバーを包み込むようにラウンドしたインパネまわりは、上質なスポーツカーにふさわしいデザインとなっています。

 エンジンは自然吸気とツインターボの2種類の3リッターV型6気筒エンジンを設定。ツインターボの「VG30DETT型」は最高出力280馬力を誇り、これが国内自動車メーカーの出力自主規制上限値となりました。

 4代目フェアレディZは2000年まで生産され、ここで一旦フェアレディZの系譜が途絶えていまいますが、2002年に復活を遂げました。

●スバル「アルシオーネSVX」

美しさはいまも変わらない「アルシオーネSVX」
美しさはいまも変わらない「アルシオーネSVX」

 スバル「アルシオーネ」は1985年に発売された2ドアクーペで、極限まで空力を重視したクサビ型のフォルムや、未来的な内装のデザインは、それまでのスバル車とは異質な存在でした。

 そして1991年に、2代目として「アルシオーネSVX」を発売。デザインは先代の直線基調から一転して曲線を多用した流麗なクーペとなりました。

 オリジナルのデザインはイタリアの工業デザイナー、巨匠ジウジアーロの手によるもので、それをベースにスバルのデザイナーによって完成されています。

 特徴的な「ミッドフレームサイドウインドウ」は他に類を見ないデザインで、アルシオーネSVXの美しさを表現する重要なアイテムです。

 しかし、デザインが優先されたため、サイドウインドウの開口部は必要最低限の面積しかありませんでした。

 発売直後にバブル崩壊、というタイミングの悪さと、スバルブランドの高級クーペというポジションを確立できていなかったため、販売は低迷。

 1997年に生産が終了されましたが、20年以上経ったいまもファンが存在し、アルシオーネSVXを専門に扱う中古車店があるほどです。

●日産「ラシーン」

絶版になってから再評価された「ラシーン」
絶版になってから再評価された「ラシーン」

 日産は1994年に、コンセプトカーから誕生したコンパクトSUV「ラシーン」を発売しました。全高を抑えたボクシーなボディは、ほぼコンセプトカーのままで、好評を博します。

 上下に開くバックドアに、背面スペアタイヤ用キャリアを装備(グレード別で設定)するなど、本格的なクロスカントリー4WD車をイメージさせますが、実際はSUVの雰囲気を手軽に楽しむというコンセプトでした。

 デビュー時は1.5リッター直列4気筒エンジンのみでしたが、後に1.8リッター、2リッターエンジンを搭載するなど、バリエーションを拡充します。

 ラシーンは特徴的なデザインのクロスオーバーSUVという、時代を先取りした斬新なモデルでしたが、当時は大ヒットには至らず、2000年に生産を終了。

 近年、SUV人気が高くなったことで再評価され、内外装のドレスアップや中古車を販売するラシーン専門店もあります。

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2件のコメント

  1. ひどい記事。ライター気取りが、編集からピックアップされた車種をただ挙げているだけ。「陳腐化していない優れたデザインのクルマとは」と提起するならそれに応える見解を、自分の言葉でも調べてきた誰かの主張でもいいから書けばいいのに中身無し。そしてなによりピックアップされた車種! それこそこの駄目記事が言っている、時間が経って陳腐化してるデザインのクルマばっかり挙げている感。このセレクトは「陳腐化していない優れたデザイン」ではなく「時を経て再評価されているデザイン」では。

  2. インパネやメーターや内装等に的を絞った優れたデザインの特集も組んでほしい。インパネならプログレ、ユーノスコスモ、初代エスティマなど、メーターなら2代目レパード、アルテッツァ、プログレなど、内装なら最終型キューブ、ユーノスコスモ、アルファードリムジン等。

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