余裕のある旅へ いつかは乗りたい「ラグジュアリーな最新キャンピングカー」3選
日本でもいま、キャンピングカー市場が盛り上がっている。ハイエースなどをベースとした「バンコン」と呼ばれるモデルが人気の中心だが、1000万円を超えるラグジュアリーなモデルも近年は注目を集めているという。先日開催された「ジャパン・キャンピングカーショー2020」に出展された、最新のキャンピングカーを紹介。
贅を極めたラグジュアリー・キャンピングカー
キャンピングカー市場で1000万円超のクラスになると、バンやトラックなどのベースモデルから架装していく他モデルと異なり、エンジンやパワートレーン、それにフレームのみを残して居住スペースを、イチからすべて製作していく『フルコンバージョン』タイプが主流となる。
ボディサイズも全長で6m、車幅で2m超となる大きさを誇り、人が寛げる空間はもちろん、就寝するベッドまでラグジュアリーな仕様で、贅沢な空間を提供している。
また、乗員輸送が目的のマイクロバスをベースに、高級感のあるキャンピングカーに仕立てたモデルもあり、百花繚乱の様相だ。
このような1000万円を超えるキャンピングカーになると、普通免許では運転することができなかったり、大型の駐車スペースも確保しなければならないなど、所有するのには敷居が高くなるが、そのぶん何ものにも代えがたい充実した旅をすることが可能となる。
輸入キャンピングカーの代表モデル、HYMERは欧州仕込みの走りと快適性がウリ
輸入キャンピングカーの代名詞として知られており、ヨーロッパではシェアトップなのが「HYMER」だ。
フルコンバージョンで製作されており、FIAT「デュカト」のエンジンやシャシを利用、居住空間であるキャビンの製作・架装をドイツのHYMER社が手がけている。
イベントでは、同モデルの「Exsis-i474」が出展されていた。日本でのHYMER総代理店でもある、茨城県常総市に本社を置くRVランドの代表取締役・阿部社長は、
「日本では30年ほども前から導入されており、輸入車のキャンピングカーの中でも『いつかはHYMERに乗りたい』と、憧れのブランドとして定評があります。
居住空間の造り込みの高さや、洗練されたスタイルも特徴ですが、走りの良さが最大のポイントです。重心を低く、車重も軽くしているおかげで、高速走行でも安定した走りを見せてくれます」とコメント。
キャンピングカーの軽量化は、技術的なハードルが高いそう。だがExsis-i474の車内は大型のベッドはもちろん、リビングやシャワールーム、そしてトイレまで装備している。相応の重量があると思われるが、それでも重量増を抑えているそうで、そこにはHYMERが長年培ったノウハウが活かされているそう。
展示車のExsisシリーズは、HYMERの売れ筋ということですが、ボディサイズにはこだわっているとのことで「全長もそうですが、車幅を一番気にするユーザーが多いので、全幅は2.2mに抑えています」(阿部社長)。
また、Exsis-iは、フロントガラスの面積が大きいことやボンネットがないことで「見切りや視界の良さ、つまり運転のしやすさでも選ばれている面もあります」(同社・販売担当)とコメントした。
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